【箱根駅伝2区】福井出身の国学院大・平林が8人抜き「北陸にエール、元気を届けられる走りを」9位に浮上

2024年01月02日 10:14

駅伝

【箱根駅伝2区】福井出身の国学院大・平林が8人抜き「北陸にエール、元気を届けられる走りを」9位に浮上
<箱根駅伝往路 戸塚中継所>3区・青木(左)にたすきをつないだ、国学院大の2区・平林(撮影・木村 揚輔)  Photo By スポニチ
 【第100回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2024年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間107・5キロ )】 23校が出場する第100回のメモリアル大会の号砲が鳴った。往路は東京・大手町をスタート、神奈川県箱根町までの5区間、107・5キロで行われる。
 1区は駿河台大のレマイヤン(1年)、駒大の篠原倖太朗(3年)がハイペースでレースをけん引。これに国学院大の主将・伊地知賢造(4年)、青学大の荒巻朋熙(2年)が果敢に追走したが10キロ過ぎから遅れを取り始め、伊地知は16キロ過ぎに後方の集団に吸収された。そのまま失速し、トップとは1分33秒差の17位でたすきをつないだ後は倒れ込んだ。

 たすきを受けた2区の国学院大のエース・平林清澄(3年)は着実に前を捉え、驚異の8人抜き。9位でたすきリレーした。

 福井県出身の平林は「実家は無事」としつつ「今日放送があるっていうところで同じ北陸地方として、自分の走り、区間賞を取ってエールを送りたいっていう部分があった。負けちゃったけど、自分の走りがテレビに映って北陸の方にエール、元気を届けられる走りをできたらと思っていたのでそこに関しては一つできたかなと思う」と振り返った。

 「なかなか心配な部分あって気持ち作るのも難しかった」と本音も、「それでも、僕ができることも、こっちにいる以上走ることしかないのでしっかり走ろうと。いい走りができたんじゃないかなと思います」と話した。

 ◇平林 清澄(ひらばやし・きよと)2002年(平14)12月4日生まれ、福井県越前市出身の21歳。福井・武生五中時代は、陸上部がなくバドミントン部に所属しながら陸上の大会にも出場。美方高では2年時に全国高校駅伝に出場し1区22位。箱根は一昨年9区2位、昨年は2区7位。今季は出雲6区4位、全日本7区区間賞。自己ベストは5000メートルが13分55秒30、1万メートルが27分55秒15、ハーフマラソンが1時間1分50秒。1メートル67、46キロ。

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