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【箱根駅伝】城西大は過去最高順位の往路3位 “山の妖精”山本唯翔が2年連続区間新!!

2024年01月02日 13:24

駅伝

【箱根駅伝】城西大は過去最高順位の往路3位 “山の妖精”山本唯翔が2年連続区間新!!
<箱根駅伝小田原中継所>5区・山本(右)にたすきをつなぐ城西大4区・山中(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【第100回東京箱根間往復大学駅伝 往路 ( 2024年1月2日    東京・大手町~神奈川・箱根町 5区間107・5キロ )】 23校が出場する第100回のメモリアル大会の往路は、城西大が2012年の第88回大会の5位を上回る過去最高順位の3位に入った。
 1年で進化した“妖精”は“神”になった。昨年、5区で1時間10分4秒の区間新記録をマークして区間賞を獲得した城西大の山本唯翔(4年)が、再び1時間9分15秒の区間新をマークした。

 トップ・青学大と3分35秒差の3位でタスキを受けた山本は、11.9キロの小涌園前でその差を35秒縮める快走。昨年自身が打ち立てた区間記録よりも23秒速いペースを刻んだ。

 ターゲットにしていたのは“神”のタイムだ。ほぼ同じ距離で行われた05年大会、“初代・山の神”の順大・今井正人がマークした1時間9分12秒。YouTubeで今井の動画を繰り返し見て「走り方、腕振りなど凄い参考になった」という。イメージを作り上げて、偉大な記録へ果敢にアタックした。

 前回の箱根。櫛部監督が運営管理車から「山の妖精になろうぜ」と発した言葉が、ネットをにぎわせツイッター(現X)でトレンド入り。「彼は接地時間が長く、伸びやかに足を前に出すことができる」と指揮官。豪雪地帯の新潟県十日町市出身。生まれた頃から坂道は身近にあり、幼少期からクロスカントリースキーで足腰を鍛えた。まさに、山の申し子だった。

 今井、柏原竜二(東洋大)、神野大地(青学大)と紡いできた神の系譜に、その名を記した。「妖精もいいけど、最後は4代目・山の神になりたい」。有言実行の爆走。往路3位フィニッシュで、チームの目標「総合3位以内」を視界にとらえた。

 ◆山本 唯翔(やまもと・ゆいと)01年(平13)5月16日生まれ、新潟県松代町(現十日町市)出身の22歳。松代中、開志国際を経て20年に城西大へ。箱根駅伝では1年時に21年5区6位(総合16位)。今季は出雲6区3位、全日本8区5位。1万メートル自己ベストは28分25秒21。卒業後はスバル入社予定。1メートル68、51キロ。

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