球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―
メディアの仕事ぶりに比べMLBはコロナ・シーズンで迷走したショック大きかった?
2020年12月13日 05:30
野球
しびれを切らせたスポーツ・イラストレーテッド誌が自社の8人の野球記者に“コロナ・シーズン規則”についてアンケートした。ナ・リーグは「DH不採用」で決定とし、「延長に入ったらタイブレーク方式を採用し走者二塁から始める」は6人が存続に賛成した。
理由は、「興奮する。戦術的幅も広がりファンも喜ぶはず。改良すべきは、10回に打線を組み直し、走者は9番打者とする。両チーム共に最強の打線で勝負を決められる。ただし、レギュラーシーズン試合に限定、ポストシーズンでは採用しない」。
プレーオフ出場を10球団から16球団にした「拡大プレーオフ」には、8人全員が理解を示したが、「16球団は多すぎてレギュラーシーズンの価値を下げる。勝率5割(81勝)程度で出場可能なら強化に手を抜く球団が必ず出る。増やしても12球団まで」。
いずれも常識的な“回答”でファンも納得だろう。しかし、この程度のファンへの広報サービスもできないMLBとは、コロナ・シーズンで迷走したショックはそれほど大きかったのか?(野次馬)