球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―
「野球の泥」追放 夢より効率重視のボール開発
2022年07月31日 05:30
野球
大リーグ機構(MLB)が買い上げ、球団の注文に応じて配給する。会社には年2万ドル(約266万円)程度が入るらしい。もちろん個人にも販売するが「とても商売になるような仕事ではない。しかし、大リーグ野球の一翼を担っているのが誇りで楽しかった…」。現経営者は未来は短いと覚悟する。これまで会社を存続できたこと自体が大リーグの器量の大きさだったが、数字と効率とデータが全ての今は許されない。公認球はローリングス社製が、数年前にMLBの資本が入り、現在は買収されたも同然。「泥を使わないボールの開発は、多くの研究者を投入した優先事項」とはMLB関係者。効率重視の息苦しい時代。MLBが売るのは「夢」と思うが、「甘い」と一蹴されるはず。(野次馬)