球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―
エンゼルスの戦い方にうかがえるオーナーの緩さ
2022年06月26日 05:30
野球
エ軍は10年越しの球場問題を抱える。現在のエンゼルスタジアムはアナハイム市の所有。エ軍は市に改修計画など注文を出すのだが、市政庁の方針が定まらない。地元紙オレンジカウンティー・レジスターによるとモレノ・オーナーは「土地もろとも球場を買収」と市側と交渉を始めたが、不正交渉疑惑でFBI(米連邦捜査局)が動き市長は辞任。市側の一方的な交渉キャンセルにも、「この件で市と争わない」と同オーナーは太っ腹だ。
同紙はこれまでエ軍と市が発表した球場周囲を公園、ホテル、ショッピング街が囲む再開発計画図の中で「ホンダが加わる計画がベスト」とのんきな話。緩さは主砲トラウト、大谷頼りの戦いにもうかがえそうだ。金に血眼の大リーグでこのおうようさ。貴重というべきか…。 (野次馬)