球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―
王者アストロズ 懸念は「ノー気配り」オーナー
2022年11月20日 02:30
野球
「気配りなし」のオーナーの球団運営は来季に暗い影を落とす。今季のワールドシリーズは、年度契約の最終日10月31日をはみ出して行われた。王座を決めた5日までは“サービス残業”とでも思ったのか、「オーナーは何もしなかった」とSI誌。今季とは別物の新ルールで行われる来季、新チームづくりにア軍は出遅れた。
ところがア軍の本拠地ヒューストンの地元紙のコラムは「ア軍の優位は二塁アルテューベ、三塁ブレグマンがFAになる24年オフまで揺るがない。オーナーの口出しはいつものこと。GMが適当に合わせればOKさ」と平然。「野球で最も危険な時は頂点に立った瞬間から始まる」とは大リーグの格言。ア軍は今そこにいる。波乱の予感漂う来季は見ものだ。(野次馬)