球拾い―大リーグのこぼれ話伝えます―
“お騒がせコミッショナー”がまたやった…ブレーブスと先住民団体の議論を切り捨て
2021年10月31日 05:30
野球
プロ、アマ問わず米スポーツ界は先住民の名をチーム名に取り込んできた。先住民のことを考えず、単に記号化した勝手な命名は人種差別につながった。その反省から先住民に関わるチーム名を変えることが常識になった。大リーグでも来季からインディアンスがガーディアンズと改名する。そんな流れの中で、大事なチーム改名を大リーグのトップが「ローカル問題」と切り捨てた。
各先住民団体が怒りの声を上げ、メディアもあきれて「ローカル問題と言うなら、試合をワールド(世界)シリーズと名乗るべきではない」とニューヨーク・タイムズ。「在任5年の実績は試合時間短縮と称した効果なしのルール変更だけ」との選手、メディアの評に納得だ。コミッショナー自爆の様相。(野次馬)