【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第2話 まひろと道長 偶然、運命…時代に翻弄される2人が6年ぶり再会

2024年01月21日 18:00

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第2話 まひろと道長 偶然、運命…時代に翻弄される2人が6年ぶり再会
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第2話 まひろと道長 偶然、運命…時代に翻弄される2人が6年ぶり再会 Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は21日、第3話が放送される。
 「光る君へ」は、「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第2話は「めぐりあい」。母の死から6年、まひろ(吉高由里子)は15歳となり、成人の儀式を迎える。死因を隠した父・藤原為時(岸谷五朗)との関係が冷め切る中、代筆仕事に生き甲斐を感じている。一方、藤原道長(柄本佑)は官職を得て宮仕え。姉・藤原詮子(吉田羊)が帝との間に皇子をもうけ、道長の一家は権力を拡大していた。道長の父・藤原兼家(段田安則)はその権力をさらに強固なものにしようと、次兄・藤原道兼(玉置玲央)を動かし、天皇の退位を謀る…という展開だった。

 まひろの幼少期を演じた落井実結子の涙の慟哭から時がたち、主人公・まひろの本役・吉高と藤原道長の本役・柄本が初登場した。

 まひろは低い声を発し、男子のフリをして代筆業に励んでいた。その帰り道。つまずいた小石を蹴ると草履が飛んでしまい、散楽を見物している男の頭に当たる。足の傷にピンときた。「あなたはもしかして、足で字が書ける人ですか?」。6年前の約束の日、母・ちやは(国仲涼子)を亡くし、再会が叶わなかった三郎(道長)だった。

 懐かしの川べり。まひろは「あの日のことは思い出したくないの」。代筆は楽しい仕事と明かし「三郎は名前しか書けないから、偉くなれないか」と大笑いした。道長は「俺のことは今度話す」「では、会えるまで(絵師の工房へ)通う」と帰っていった。

 まひろの代筆業を知った為時は激怒。外出禁止を言い渡すとともに、絵師(三遊亭小遊三)に口止め交錯。そこに現れた道長を追い払う。すれ違い…。しかし、家を抜け出したまひろと道長は偶然の再会を果たした。

 川べりのせせらぎと草木のような清らかさを感じさせる2人。男たちの出世欲にまみれた時代に、知性と芯の強さを持つ女性。そして、父や兄たちの醜い出世争いを目のあたりにする男。交錯していく2人の物語が動き出した。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

おすすめテーマ

2024年01月21日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム