藤井聡太王将が連勝!菅井竜也八段を下し2勝0敗に タイトル戦20連勝へあと2勝 王将戦第2局

2024年01月21日 15:27

芸能

藤井聡太王将が連勝!菅井竜也八段を下し2勝0敗に タイトル戦20連勝へあと2勝 王将戦第2局
<第73期ALSOK杯王将戦第2局・前日>熟考する菅井八段(左)と藤井王将(撮影・西尾 大助、光山 貴大、大城有生希、藤山 由理) Photo By スポニチ
 将棋の第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社ほか主催)第2局は、20、21の両日、佐賀県上峰町の老舗料亭「大幸園」で指され、藤井聡太王将(21)=8冠=が113手で菅井竜也八段(31)に勝利した。藤井王将の連勝で通算成績は藤井の2勝0敗。
 午前8時43分、挑戦者の菅井が先に入室。座布団に座り、目を閉じて集中力を高めた。藤井は48分に姿を見せ、対局1日目の指し手を再現した。藤井が1日目に封じた51手目を、立会人の小林健二九段(66)が開封。封じ手は「4六角」だった。

 居飛車党の藤井と、振り飛車党の菅井による激闘の7番勝負第2局。戦型は後手菅井の石田流三間飛車。1日目は藤井が昼食休憩前後に1時間40分、休憩を合わせて実質2時間40分の自己最長級の長考で開戦した。藤井は1日目から着実にリードを広げ、穴熊に囲った自王が安泰のまま2日目は終始優勢に進めた。菅井も粘り応戦したが、終わってみれば藤井の完勝だった。

 投了は午後3時26分。藤井は「こちらの王が安定した形で戦いを起こすことができたのでそのあたりからペースをつかめた」と振り返り、今月27、28日の第3局へ向けて「すぐ来週にあるのでしっかり状態を整えて臨みたい」と語った。

 藤井王将は本シリーズで防衛に成功すればタイトル戦20連勝となり、大山康晴十五世名人の19連勝を超える新記録となる。第3局は今月27、28日に島根県大田市の国民宿舎「さんべ荘」で指される。

 ▽王将戦 1950年(昭25)に一般棋戦として誕生。翌51年からタイトル戦となる。初代王将は木村義雄名人。通算獲得数1位は大山康晴15世名人の20期で、羽生善治九段が12期で続く。現行の7番勝負対局規定は持ち時間各8時間(ストップウオッチ計測)の2日制。2日間とも午前9時に開始し、第1日は午後6時時点で手番側が封じ手を行い、指し掛ける。第1局は振り駒で先後を決め以降第6局まで交互に指す。第7局に持ち込まれた際には改めて振り駒を行う。先に4勝した棋士が王将位に就く。

 ≪藤井王将 防衛ならタイトル戦新記録20連勝≫ 藤井は2020年7月に棋聖位を獲得以来、昨年の竜王戦まで出場タイトル戦19連勝中。大山康晴15世名人がマークした1963~66年のタイトル戦最長連勝記録に並んだ。王将戦で防衛すれば新記録の20連勝の可能性があるが、進行次第では2月開幕の棋王戦5番勝負(対伊藤匠七段)で実現する場合もある。ちなみに大山の記録は当時あった全てのタイトル戦に出場した結果だった。

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