芸人ぐんぴぃ ドラマ「新空港占拠」の窒息シーン裏話明かす 「ドラマ見てくれないと誠に遺憾です」とも
2024年02月04日 10:00
芸能
「こんなすばらしいドラマ、見てくれないと誠に遺憾ですよ」
お笑いコンビ「春とヒコーキ」のぐんぴぃ（33）は拳を強く握り、そう口にした。日本テレビドラマ「新空港占拠」（土曜後10・00）で、前作「大病院占拠」に続いて情報分析官・志摩蓮司として出演中だ。獣の面をつけた武装集団が空港を占拠する事件に立ち向かう、嵐の櫻井翔（42）演じる刑事・武蔵三郎をサポートする役どころ。
大抜てきでドラマデビューとなった前作から1年、ドラマの場に舞い戻りビッグウエーブに乗るぐんぴぃが昨年に続き本紙取材に応じた。
前作のオファー時はドッキリを疑ったが、今作では「嬉しくて疑いはなかったです」と素直に受け止めた様子。櫻井とも久しぶりの再会を果たした。スターにまだ恐縮していたが、ぐんぴぃのYouTube動画（チャンネル登録者数は4日現在130万人超）を視聴していた櫻井から「あの動画見ましたよ」と気さくに話しかけられ、緊張が解けたという。「やはり“いいあんちゃん”でした」と話した。
1年前の初対面時には「あなたは何者！？」と洗礼を浴びせてきた歌手で女優のソニン（40）には今では「ぐんぐん」と呼ばれる間柄。何度もかんでNGを出してしまった時には「ぐんぐんは口が横に開き過ぎだから、縦に開くことを意識したら言えると思うよ」とアドバイスされた。実践するとうまくいき「ソニンさんは本当にすごいんですよ」と崇めた。
ソニンの助言もあってか「前作は言われたことに必死だったが、少しずつ自ら考えて演技したり楽しめるようにも」と成長を口にした。例えば、前作で情報分析のタッグを組んでいた駿河（宮本茉由）の結婚画像（後にフェイクと判明）を見せながら「（仕事は）全部俺が仕込んだんだけどね」と言うシーン。前作では駿河に恋心がある設定だったというが「志摩に悔しさはないんですよね」とし「“（駿河さんが）幸せならオッケーです”という気持ちで臨みました」と明かした。
ほぼ座り“静”だった前作とは違い、今作では“動”の演技が増えた。そして大活躍した第4話では窒息死しかける見せ場が訪れた。芝居に難儀したぐんぴぃは「実際に息を止めました」という役者魂で視聴者に「ぐんぴぃ（志摩）退場か！？」と思わせる迫真の演技を見せた。
それ故に「芸人人生終わったんじゃないか…」とこぼす“失敗”があった。この場面では春とヒコーキの相方・土岡哲朗（31）演じる警備員の彦根と武蔵が助けにきた。土岡の出演はプロデューサーの尾上貴洋氏が約2カ月かけて仕込んだドッキリで、リハーサル時にぐんぴぃを驚かせる予定だった。だが、苦しむ演技に没頭するあまり土岡のサプライズ登場に反応できず。櫻井から「俳優から芸人さんに急に戻るの大変ですよね」とフォローされるも尾上氏からは「芸人と俳優で、俳優を選んだんだね」と告げられたといい、頭を抱えて後悔するぐんぴぃだった。
だが、コンビでのドラマ出演には「本当に嬉しい」と声を大にした。本分はやはりお笑い芸人。目標はキングオブコントで優勝し、コンビで多くのテレビに出ること。昨年10月からはテレビ朝日「研修テレビ」でコンビ初の地上波レギュラーを獲得するなど勢いが増す中でのコンビでのドラマ出演。「土岡ありきの僕なんで」と口にし、これを機にさらなる飛躍を誓った。
演じる志摩については「女性によく分からない例えを言っちゃうところがキモいですね（笑い）。自分そっくりですわ」と親近感があるという。そんな志摩だが、「櫻井さん演じる武蔵に助けられちゃいましたが、これからも動き回って負けじとサポートします！あ、志摩についてはもう死にかけないように自己防衛です」と意気込んだ。
動き回るぐんぴぃの活躍、そして物語の展開からも目が離せない「新空港占拠」は日本テレビで毎週土曜午後10時から放送中。第5話は10日に放送される。
《ドラマとダイエット》ぐんぴぃはスポニチとの企画で昨年10月にダイエットを開始。124キロから119キロに落とした状態で今作のクランクインを迎えた。櫻井からも「確かに痩せましたね」とお墨付きをもらった。だが、制作陣からは「そのサイズ感が良いから痩せないでよ」と言われ板挟みに。導き出した結論は「たくさん動いてたくさん食べる」。結果、体重は増加。制作陣から「太り過ぎ」と注意を受ける羽目に。第4話で救助した櫻井は「本当に重いですね…」と漏らしたという。
《恋愛スピンオフ熱望》 志摩は前作で駿河に恋心を抱くも実らず、今作でも第2話から岩槻（白石聖）に内心煙たがられる設定でもある。だが、志摩は諦めない。「配信のスピンオフで志摩蓮司の恋愛もの、バキバキにお願いします」と実生活で彼女がいたことのない“ウブ男”は制作陣に切に訴えた。
◇ぐんぴぃ 1990年（平2）3月31日生まれ、福岡県出身の33歳。青学卒。2017年に大学の後輩、土岡哲朗と「春とヒコーキ」を結成。趣味はサンリオ、ラーメン二郎巡り。
大抜てきでドラマデビューとなった前作から1年、ドラマの場に舞い戻りビッグウエーブに乗るぐんぴぃが昨年に続き本紙取材に応じた。
前作のオファー時はドッキリを疑ったが、今作では「嬉しくて疑いはなかったです」と素直に受け止めた様子。櫻井とも久しぶりの再会を果たした。スターにまだ恐縮していたが、ぐんぴぃのYouTube動画（チャンネル登録者数は4日現在130万人超）を視聴していた櫻井から「あの動画見ましたよ」と気さくに話しかけられ、緊張が解けたという。「やはり“いいあんちゃん”でした」と話した。
1年前の初対面時には「あなたは何者！？」と洗礼を浴びせてきた歌手で女優のソニン（40）には今では「ぐんぐん」と呼ばれる間柄。何度もかんでNGを出してしまった時には「ぐんぐんは口が横に開き過ぎだから、縦に開くことを意識したら言えると思うよ」とアドバイスされた。実践するとうまくいき「ソニンさんは本当にすごいんですよ」と崇めた。
ソニンの助言もあってか「前作は言われたことに必死だったが、少しずつ自ら考えて演技したり楽しめるようにも」と成長を口にした。例えば、前作で情報分析のタッグを組んでいた駿河（宮本茉由）の結婚画像（後にフェイクと判明）を見せながら「（仕事は）全部俺が仕込んだんだけどね」と言うシーン。前作では駿河に恋心がある設定だったというが「志摩に悔しさはないんですよね」とし「“（駿河さんが）幸せならオッケーです”という気持ちで臨みました」と明かした。
ほぼ座り“静”だった前作とは違い、今作では“動”の演技が増えた。そして大活躍した第4話では窒息死しかける見せ場が訪れた。芝居に難儀したぐんぴぃは「実際に息を止めました」という役者魂で視聴者に「ぐんぴぃ（志摩）退場か！？」と思わせる迫真の演技を見せた。
それ故に「芸人人生終わったんじゃないか…」とこぼす“失敗”があった。この場面では春とヒコーキの相方・土岡哲朗（31）演じる警備員の彦根と武蔵が助けにきた。土岡の出演はプロデューサーの尾上貴洋氏が約2カ月かけて仕込んだドッキリで、リハーサル時にぐんぴぃを驚かせる予定だった。だが、苦しむ演技に没頭するあまり土岡のサプライズ登場に反応できず。櫻井から「俳優から芸人さんに急に戻るの大変ですよね」とフォローされるも尾上氏からは「芸人と俳優で、俳優を選んだんだね」と告げられたといい、頭を抱えて後悔するぐんぴぃだった。
だが、コンビでのドラマ出演には「本当に嬉しい」と声を大にした。本分はやはりお笑い芸人。目標はキングオブコントで優勝し、コンビで多くのテレビに出ること。昨年10月からはテレビ朝日「研修テレビ」でコンビ初の地上波レギュラーを獲得するなど勢いが増す中でのコンビでのドラマ出演。「土岡ありきの僕なんで」と口にし、これを機にさらなる飛躍を誓った。
演じる志摩については「女性によく分からない例えを言っちゃうところがキモいですね（笑い）。自分そっくりですわ」と親近感があるという。そんな志摩だが、「櫻井さん演じる武蔵に助けられちゃいましたが、これからも動き回って負けじとサポートします！あ、志摩についてはもう死にかけないように自己防衛です」と意気込んだ。
動き回るぐんぴぃの活躍、そして物語の展開からも目が離せない「新空港占拠」は日本テレビで毎週土曜午後10時から放送中。第5話は10日に放送される。
《ドラマとダイエット》ぐんぴぃはスポニチとの企画で昨年10月にダイエットを開始。124キロから119キロに落とした状態で今作のクランクインを迎えた。櫻井からも「確かに痩せましたね」とお墨付きをもらった。だが、制作陣からは「そのサイズ感が良いから痩せないでよ」と言われ板挟みに。導き出した結論は「たくさん動いてたくさん食べる」。結果、体重は増加。制作陣から「太り過ぎ」と注意を受ける羽目に。第4話で救助した櫻井は「本当に重いですね…」と漏らしたという。
《恋愛スピンオフ熱望》 志摩は前作で駿河に恋心を抱くも実らず、今作でも第2話から岩槻（白石聖）に内心煙たがられる設定でもある。だが、志摩は諦めない。「配信のスピンオフで志摩蓮司の恋愛もの、バキバキにお願いします」と実生活で彼女がいたことのない“ウブ男”は制作陣に切に訴えた。
◇ぐんぴぃ 1990年（平2）3月31日生まれ、福岡県出身の33歳。青学卒。2017年に大学の後輩、土岡哲朗と「春とヒコーキ」を結成。趣味はサンリオ、ラーメン二郎巡り。
