日本シナリオ作協が謝罪 「敬意や配慮を欠いた動画、深くお詫び」 芦原妃名子さん死去めぐり

2024年02月04日 19:46

芸能

日本シナリオ作協が謝罪 「敬意や配慮を欠いた動画、深くお詫び」 芦原妃名子さん死去めぐり
【シナリオ作家協会チャンネル】公式
 日本シナリオ作家協会が4日、公式サイトを更新。1月29日に「【密談.特別編】緊急対談:原作者と脚本家はどう共存できるのか編」と題した動画を投稿したことについて謝罪した。
 日本テレビのドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんの訃報が伝えられた当日に「当協会の公式YouTubeチャンネル「シナリオ作家協会チャンネル」内で「【密談.特別編】緊急対談:原作者と脚本家はどう共存できるのか編」にアップ。内容やタイミングについて批判が殺到し、数日後に動画を削除していた。

 サイトでは「この度の芦原妃名子様のご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます」と追悼。

 当該の動画を配信したことについて「小説や漫画等を脚本化させていただく際の原作者と脚本家の関わり方などに関して敬意や配慮を欠いた動画を配信したことにつき、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 「先ず何よりもテレビドラマ『セクシー田中さん』の原作者である芦原妃名子様の訃報が伝えられた当日に、当該動画を配信したことは故人の尊厳にも関わる軽率な行為であり、重ねてお詫びを申し上げます。原作者と脚本家の関わり方は作品によって様々ですが、原作の脚本化にあたって、ゼロから作品を作り上げた原作者の意思と尊厳が人格権とともに守られなければならないことはどの作品においても決して変わりません。当協会においても改めてその理念を会員と共有してまいります」とした。

 「シナリオ作家協会チャンネル」は協会が運営する公式チャンネルだ。

 「これまで当協会の会員をはじめとする出演者個人の意見を自由に配信できる場として運営してまいりました。今回の動画内における出演者の発言も当協会の公式な見解ではなく、また当協会に所属する他の脚本家の意見を代弁するものでもございません。しかしながら、今回のような事態が生じたのは当協会の管理が不十分であったためであり、『シナリオ作家協会チャンネル』の運営方法を含め、今後につきましては皆様のご意見、ご批判を真摯に受け止め、しっかりと議論を重ねながら改善してまいる所存です。改めて、皆様にご心配、ご迷惑をお掛けいたしましたこと、謹んでお詫び申し上げます」と結んだ。

 「セクシー田中さん」をめぐっては、作品の脚本家が自身のインスタグラムで、原作者による脚本執筆となったと明かしていた。その後、芦原さんは26日に更新した自身のXで、脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたと明かした。

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