棋王戦5番勝負開幕 藤井棋王、伊藤七段との第1局は昼食休憩までに85手…相入王も視野の展開に
2024年02月04日 12:30
芸能
この日は収録済みのNHK杯準々決勝の放送があり、同じ伊藤と対戦した藤井が93手で勝利した。テレビ対局は放送後、公式記録として加算されるため、NHK杯は収録があった1月5日の対局となるが、同一カードによる珍しい「1日2局」が実現した。
棋王戦と同じ先手藤井で戦型は角換わり。中盤から藤井が優勢に進めてそのまま押し切った。「非常に難しい将棋で、最後は踏み込んで一手勝ちにできたかと思う」と終局後のインタビューに藤井は答えた。
NHK杯の結果を含めて対戦成績は藤井の7勝0敗となった。両者の対戦では藤井が先手なら角換わり、伊藤が先手なら相掛かりへ全て進んできた。藤井の先手角換わりは9割近い勝率を誇るため、避けられる傾向にあるが同学年の伊藤は堂々と研究手をぶつけた。
昼食メニューは藤井が紅ずわいがにのカレーとアイスウーロン茶、伊藤は松花堂弁当。消費時間は持ち時間4時間から藤井が1時間22分、伊藤は21分。対局は午後1時、再開される。