棋王戦5番勝負開幕 藤井棋王、伊藤七段との第1局は昼食休憩までに85手…相入王も視野の展開に

2024年02月04日 12:30

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棋王戦5番勝負開幕 藤井棋王、伊藤七段との第1局は昼食休憩までに85手…相入王も視野の展開に
棋王戦第1局の開始前、伊藤匠七段(右)が待つ対局室に入室する藤井聡太棋王(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 藤井聡太棋王(21)=王将など8冠=が4日午前9時、富山県魚津市の新川文化ホールで挑戦者に伊藤匠七段(21)を迎える第49期棋王戦5番勝負第1局が始まり、戦型は先手藤井の角換わりになった。
 正午からの昼食休憩までに85手進んだ。藤井王は入王を視野に9筋を4段目へ上がっている。伊藤王もその頭上に入王を阻む藤井の駒がおらず、相入王もありうる展開になった。

 この日は収録済みのNHK杯準々決勝の放送があり、同じ伊藤と対戦した藤井が93手で勝利した。テレビ対局は放送後、公式記録として加算されるため、NHK杯は収録があった1月5日の対局となるが、同一カードによる珍しい「1日2局」が実現した。

 棋王戦と同じ先手藤井で戦型は角換わり。中盤から藤井が優勢に進めてそのまま押し切った。「非常に難しい将棋で、最後は踏み込んで一手勝ちにできたかと思う」と終局後のインタビューに藤井は答えた。

 NHK杯の結果を含めて対戦成績は藤井の7勝0敗となった。両者の対戦では藤井が先手なら角換わり、伊藤が先手なら相掛かりへ全て進んできた。藤井の先手角換わりは9割近い勝率を誇るため、避けられる傾向にあるが同学年の伊藤は堂々と研究手をぶつけた。

 昼食メニューは藤井が紅ずわいがにのカレーとアイスウーロン茶、伊藤は松花堂弁当。消費時間は持ち時間4時間から藤井が1時間22分、伊藤は21分。対局は午後1時、再開される。

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