立民・小川淳也氏 自民・小渕優子氏らによる裏金議員聴取に「スネに傷のある人同士で傷をなめ合って…」

2024年02月04日 10:07

芸能

 立憲民主党の小川淳也前政調会長が4日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。自民党が派閥パーティー裏金事件を受けて2日から始めた所属議員への聞き取り調査について言及した。
 会計責任者らが立件された安倍派、二階派、岸田派の90人程度が対象で、森山裕総務会長を座長に小渕優子選対委員長ら党執行部6人が分担して聴取。派閥パーティーの収入から還流を受けた金額や使途の説明を求めている。また、還流が始まった経緯や、収支報告書に記載しなかった理由、収支報告書を議員本人が最終確認していたかどうかも質問する。

 調査結果を踏まえて茂木敏充幹事長が党の処分を検討する。自民は、この調査とは別に、所属全議員を対象に裏金受領の有無を確認するアンケートも実施する。

 小川氏は、聞き取りについて「岸田さんがやりますと言ったことを受けて、やったふりをせざるを得ないということで嫌々やっているのではないかと」とし、「やっぱりスネに傷のある人同士で傷をなめ合っているような雰囲気で、とても本格的なものが出てくるとは思えないと思っています」と自身の受け止めを述べた。

 自民党の政治資金を巡る不祥事では、2014年に当時経済産業相だった小渕氏が、後援会主催の観劇会の不明朗な会計が発覚して経済産業相を辞任、15年に元秘書2人が執行猶予付き有罪判決を受けた。この事件で、検察の家宅捜査を前に、事務所のパソコンのハードディスクが電気ドリルで穴が開けられた状態で見つかり、証拠隠滅を図った疑いが指摘された。

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