フジ解説委員 自民・小渕優子氏らによる裏金議員聞き取りに「党の中で議員が議員を聞き取り…効力に疑問」

2024年02月04日 09:47

芸能

 フジテレビ政治部長で解説委員の松山俊行氏が4日、同局「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。自民党が派閥パーティー裏金事件を受けて2日から始めた所属議員への聞き取り調査について言及した。
 会計責任者らが立件された安倍派、二階派、岸田派の90人程度が対象で、座長を森山裕総務会長とし、小渕優子選対委員長ら党執行部6人が分担して聴取。議員に派閥パーティーの収入から還流を受けた金額や使途の説明を求めている。還流が始まった経緯、収支報告書に記載しなかった理由、収支報告書を議員本人が最終確認していたかなども質問する。

 この調査結果を踏まえて茂木敏充幹事長が党の処分を検討。また、党は、この調査とは別に、所属全議員を対象に裏金受領の有無を確認するアンケートも実施するという。

 松山氏は「今回の聞き取り調査の調査する側のメンバーの中には、小渕優子選対委員長も入っている。自民党に呼び出されている対象議員の中には、小渕さんが2014年に政治資金規正法違反の疑惑が持たれた際に、ドリルでハードディスクを壊したという証拠隠滅の疑いもあったということで、そうした政治資金規正法の関して疑惑に絡んだ人が聴取側に回るのはどうなのかという不満の声もある。党の中で議員が議員を聞き取りするのが本当に効力があるのか疑問もある」と指摘した。

 自民党の政治資金を巡る不祥事では、2014年に当時経済産業相だった小渕氏が、後援会主催の観劇会の不明朗な会計が発覚して経済産業相を辞任、15年に元秘書2人が執行猶予付き有罪判決を受けた。この事件で、検察の家宅捜査を前に、事務所のパソコンのハードディスクが電気ドリルで穴が開けられた状態で見つかり、証拠隠滅を図った疑いが指摘された。

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