柴田亜美氏 芦原妃名子さんの死に号泣「漫画家全員が今、動揺してます」「我慢だけはしないでほしい」

2024年02月04日 12:16

芸能

柴田亜美氏 芦原妃名子さんの死に号泣「漫画家全員が今、動揺してます」「我慢だけはしないでほしい」
柴田亜美staffのX(@s_ami_staff)より
 「南国少年パプワくん」の作者で漫画家の柴田亜美氏(56)が4日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。漫画家・芦原妃名子さんが亡くなったことに思いを語った。
 昨年10月期に日本テレビ系でドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が先月29日、栃木県内で死亡しているのが発見された。26日に更新した自身のX(旧ツイッター)で、脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになった経緯を説明。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件がほごになっていたとしていた。

 柴田氏は「アニメでもこういうことはちょこちょこありました。そして、私はフリーで仕事をしてるので、いろんな出版社で担当さんがいらっしゃってて、担当さんたちはアニメ化の仕事だけではなく、ドラマ化、映画化の仕事もしておりました。そのときに、実写ドラマ化の難しさという話は聞いていました」と涙しながら語った。

 今回のトラブルがこのような結果になったことに「一番悪い形で出たと思いました」と柴田氏。「何か疎通が取れてなかったのか、止められる段階があったんじゃないか」とやるせない思いを吐き出すも「ただ、お願いしたいのが、脚本家の方を責めるのはやめていただきたいです。周りがとやかく言うのは今控えましょう」と呼びかけた。

 「自分33年ぐらい漫画家やってる中で、一番のショッキングな出来事でした。この私がそうだとすれば、めちゃめちゃ今タイムラインにも流れてきてますけど、漫画家全員が今、動揺してます。しんどいと思います。特にネームをやってる人たち、ストーリーを考えてる段階の子たちは、それすら頭に入らないんじゃないかと」と同業者の心情をおもんぱかり「だから本当に一人一人、もう誰かのため、会社のため、漫画のためとか無理をせずに、自分のために、今回ばっかりは、いいんだと」と訴えた。

 漫画家は、アンケートや売り上げなどから日々評価に追われ、ストレスと隣り合わせの仕事だとし「もしやれることがあるとすれば、ストレスを積み重ねないことだと思うんです。だから今は、漫画家だけじゃなくて、編集さんも、自分を大切にしてください。もしどうしても今描けないと思ったら、休むことを許してあげてください。それでもう、とことんとことん落ち込んでもいいんだと思います。我慢だけはしないでほしい」と語りかけた。

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