柴田亜美氏 芦原妃名子さんの死に号泣「漫画家全員が今、動揺してます」「我慢だけはしないでほしい」
2024年02月04日 12:16
芸能
柴田氏は「アニメでもこういうことはちょこちょこありました。そして、私はフリーで仕事をしてるので、いろんな出版社で担当さんがいらっしゃってて、担当さんたちはアニメ化の仕事だけではなく、ドラマ化、映画化の仕事もしておりました。そのときに、実写ドラマ化の難しさという話は聞いていました」と涙しながら語った。
今回のトラブルがこのような結果になったことに「一番悪い形で出たと思いました」と柴田氏。「何か疎通が取れてなかったのか、止められる段階があったんじゃないか」とやるせない思いを吐き出すも「ただ、お願いしたいのが、脚本家の方を責めるのはやめていただきたいです。周りがとやかく言うのは今控えましょう」と呼びかけた。
「自分33年ぐらい漫画家やってる中で、一番のショッキングな出来事でした。この私がそうだとすれば、めちゃめちゃ今タイムラインにも流れてきてますけど、漫画家全員が今、動揺してます。しんどいと思います。特にネームをやってる人たち、ストーリーを考えてる段階の子たちは、それすら頭に入らないんじゃないかと」と同業者の心情をおもんぱかり「だから本当に一人一人、もう誰かのため、会社のため、漫画のためとか無理をせずに、自分のために、今回ばっかりは、いいんだと」と訴えた。
漫画家は、アンケートや売り上げなどから日々評価に追われ、ストレスと隣り合わせの仕事だとし「もしやれることがあるとすれば、ストレスを積み重ねないことだと思うんです。だから今は、漫画家だけじゃなくて、編集さんも、自分を大切にしてください。もしどうしても今描けないと思ったら、休むことを許してあげてください。それでもう、とことんとことん落ち込んでもいいんだと思います。我慢だけはしないでほしい」と語りかけた。