藤井棋王 前哨戦で先手取られた 伊藤七段が答えた富山・魚津市の印象言い損ね 4日棋王戦第1局
2024年02月04日 05:00
芸能
ところが司会者からの質問は、被災地への思いと魚津市の印象についてだった。続いてマイクを握った伊藤がお見舞いを述べた後、魚津名物の蜃気楼(しんきろう)について語って参加者のどよめきを誘うと、8冠の負けず嫌いに火が付いた。
お互いの印象について聞かれた次の質問でまず「魚津の印象を(言い損ねて)、すみません」と切り出して笑いを誘い「魚津埋没林というものがあると聞いている。ぜひ見に行きたい」。同市内に博物館もある特別天然記念物へ言及した。
同学年の伊藤とは昨秋の竜王戦でタイトル戦初対決し、4勝0敗で制した。1勝も返せず敗退した伊藤だが、早速挑戦権を獲得してリターンマッチの舞台へ舞い戻った。対局は1日制4時間で行われるが前哨戦では伊藤に一本取られた形だ。
2月に入り、菅井竜也八段(31)を挑戦者に迎え、開幕3連勝とする第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)とのダブルタイトル戦へ突入する。3連覇へ王手をかけて臨む7、8日、東京都立川市「オーベルジュ ときと」での第4局へ弾みをつけるためにも、感謝の思いも原動力とする。