なぜ秘書は議員を裏切らない!?竹中平蔵氏が指摘する「秘書が生き延びる」永田町システムとは!?

2024年02月04日 16:20

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なぜ秘書は議員を裏切らない!?竹中平蔵氏が指摘する「秘書が生き延びる」永田町システムとは!?
竹中平蔵氏 Photo By スポニチ
 経済学者の竹中平蔵氏は4日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。裏金問題について「自民党が本当の意味で組織化されないと、改革はできない」と主張した。
 昔ながらの秘書に責任を丸投げするような発言が続出している自民党の国会議員だが、他の出演者は「秘書もなぜ黙っているのか?」と首を傾げる。これについて竹中氏は「議員さんは落選することもあるので、永田町の中で小さな労働市場ができていて、秘書はそこで生き延びられているようなシステムになっている」と話す。

 そうなったのは「自民党は秘書5~20人くらいの零細企業や個人商店の集合体だから」と竹中氏は指摘。「個人商店に雇われた番頭さんは忠義を尽くしていれば、また他の商店にも雇ってもらえる。そういうシステムになっていると思う」と、秘書が全責任を押しつけられても文句を言わない理由を語った。

 そのため、竹中氏は自民党もしっかりとした組織化を進める必要があると感じている。例えば公明党や共産党の場合、議員活動やその費用、スタッフなどもしっかり管理されている。「週末になると、党のほうから議員にここの講演会にいってこいなどと言われるんです。そこで講演を聞いた人たちから評価されるのですが、それでダメだったら公認されないんです」と解説。

 一方の自民党は「自分でやってこい、自分で金も集めてこい、それで勝ち上がってこい。それが自民党の強さの根源でもあったけど、やはり今回のような問題も起きるわけです」と語った。

 岸田首相は裏金の温床となった派閥の解消に向け動き出しているが、竹中氏は「自民党がしっかり組織化することができれば、派閥も自然といらなくなる」と主張した。一方で、裏金問題の真の解明については「国税が動かないことには」という考えを示した。そのうえで、裏金をなくす一番手っ取り早い方法は国税が大手を振って捜査できるように「政治献金をすべて課税すればいい」と持論を述べた。

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