松平健　朝ドラ初出演決定「芸能生活50周年で初…嬉しく楽しみ」　「おむすび」ヒロイン橋本環奈の祖父役

2024年02月16日 05:00

芸能

　NHKは16日、24年度後期連続テレビ小説「おむすび」の新たな出演者を発表。橋本環奈（25）演じるヒロイン・米田結（ゆい）の祖父・永吉役に、俳優の松平健（70）が決まった。松平は朝ドラ初出演となる。その他にも、結のことが心配でしょうがない父・米田聖人役に北村有起哉（49）、父とは反対に結のことを優しく見守る“元ヤン”の母・愛子役には麻生久美子（45）、故郷・糸島の農業をこよなく愛する超ポジティブな祖母・佳代役に宮崎美子（65）が決定した。

　平成のギャルが管理栄養士になり、“目には見えない大切なもの（縁・時代・人）”を次々と結んでいく同ドラマ。ヒロインの姉を女優の仲里依紗が務めることが発表されている。クランクインは3月下旬の予定。

　「マツケンサンバ」で再ブレイクした松平。キャスティング会議ではドラマの舞台となる福岡の「バイタリティーあるおじいちゃんを演じられる人」が検討されたという。農家を継ぐまでは元トラックドライバーで大のホークスファンという自由奔放、精力的なおじいちゃん役に「松平健さんの名前が上がったら、スタッフ全員が笑って、納得した」と宇佐川隆史制作統括。すぐにオファーした。

　松平本人にキャラクターを説明したところ「面白い」とひと言。多忙の中で出演を即決した。他のメンバーも全員が快諾。「ドラマは福岡から始まります。（松平が）劇中で歌って踊る？あるかもしれない。お楽しみに」と真鍋斎制作統括は含みを持たせた。

　破天荒な祖父と同様、個性的な一家だ。父・聖人は理容師免許を持つ生真面目な農業従事者で、結のことが心配で仕方ない父。母・愛子は娘を優しく見守る“元ヤン”。祖母・佳代は超ポジティブな思考の持ち主で結への良きアドバイザーだ。「最強の家族。ぶつかり、寄り添うのが家族。組み合わせの面白さも」と宇佐川制作統括は撮影開始を心待ちにしていた。

　松平は局を通じ、「助けのためなら家庭も顧みず突っ走る自由奔放な永吉、これまでに演じたことのない面白さのある人物です。お陰様で私にとりましても今年は芸能生活50周年、初の朝ドラ出演でまた新鮮な役柄に挑めることをとても嬉しく楽しみに思っております。今回出会えた皆さんとのチームワークを大切に、明るく元気な朝をお届けしたいと思います」とコメントした。

　▼橋本環奈　皆さんのお名前を聞いた時、今回はじめてお仕事させていただく方ばかりですが、共演させていただくのが楽しみなメンバーの方ばかりで、いまからどういう家族像ができるのかワクワクしています。台本のテンポがよくて、家族の掛け合いとか、「こういう家族いるよね」という空気感があって、観ていて楽しいドラマになると手ごたえを感じています。本当に頼りになる方ばかりですので、あとは家族の輪の中に、結（ゆい）として自然に明るく、取り繕うことなくいられたらいいなと思います。大好きな福岡の街並みの中で、家族の皆さんと撮影できるのを楽しみにしています！

　▼北村有起哉（ヒロイン・結の父）　恥ずかしながら。野心に満ちていた若かりし頃、いつの日かヒロインの父親役をやるんだ！と勢いだけの自己暗示をしておりました。今年節目の50歳を迎え、そんなあさましさも忘れかけてぼうっとしてた頃に、今回橋本環奈さんの父親役という大役を仰せつかりまして。戸惑いながらもしみじみと感謝しております。ご視聴の皆様が少しでも元気の出る作品になれるよう真摯に取り組んでいきたいと思います。

　▼麻生久美子（ヒロイン・結の母）　連続テレビ小説でヒロインの母親役をやらせていただけるなんて！と驚くとともに大変光栄に思っております。愛子さんは、結と歩の母親として、悩みながらもたくましく突き進む娘たちの成長を見守り信じることができる、強くて優しい、そしてどこか達観した視点のある魅力的な女性だと考えています。まずやってみる！やってみよう！と背中を押せる愛子さんのように、私も「おむすび」という作品に挑戦し続け、最後まで走っていきたいです。皆様に愛され、記憶に残るドラマになるよう精一杯頑張りたいと思います。

　▼宮崎　美子（ヒロイン・結の祖母）　大地にしっかりと根を下ろした、明朗で頼りになるおばあちゃんになれたらと思います。“おむすびは一日にしてならず”土地や家族の歴史、先人の努力や知恵、大切な人を思う温かな気持ちをふんわりしっかり結んでいきたいです。