「不適切にもほどがある」恒例お断りテロップ 今度は画面下右→左へ「時空を越えてきたため…」

2024年02月16日 22:15

芸能

「不適切にもほどがある」恒例お断りテロップ 今度は画面下右→左へ「時空を越えてきたため…」
金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」第4話。プロデューサーの関根(池田鉄洋・左)と瓜生(板倉俊之)(C)TBS Photo By 提供写真
 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は16日、第4話が放送され、現代においては“不適切”と感じられる劇中の表現に対し、恒例となっている注意喚起の「お断りテロップ」が表示された。
 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまう“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。

 第4話は「既読スルーしちゃダメですか?」。小川市郎(阿部サダヲ)と犬島渚(仲里依紗)はキスをしようとした瞬間にビリビリッと弾け飛び、2人の間に何かの障壁があることに気づく。市郎は向坂キヨシ(坂元愛登)のスマートフォンを自分名義に変更し、メッセージアプリをダウンロード。はしゃぎ倒していたが、これがさらなる問題へと発展していくことも知らず…。一方、昭和の小川家。ひょんなことからキヨシがクラスメイトのイノウエ(中田理智)に告白されたと話し始め、向坂サカエ(吉田羊)が衝撃。小川純子(河合優実)は二股だと騒ぎ立て…という展開。

 開始13分。渚が勤める「EBSテレビ」のドラマプロデューサー・関根(池田鉄洋)が、4月期の作品について同局のカウンセラー・市郎に相談。タイトル「俺たちのチアリーダー」にクレームが入っているという。

 関根「『俺たち』というワードがホモソーシャル的で、女性を排除しているという書き込みが」

 市郎「誰が書いた、ホモが書いたのか?」

 瓜生(板倉俊之)「え?またまた。流石ですね、小川先生」

 「この主人公は1986年から時空を越えて来たため、現在では不適切な発言を繰り返します。言語表現の時代による変遷を描くというこのドラマの特性をご理解の上ご観賞下さい」

 恒例の注意喚起テロップ。今回は文言も変わり、初の試みとして画面下、右から左へロールで流れた。

 第2話(2月2日)以降、「注意喚起テロップ」の文言や表示のタイミングが変化しているが、宮藤氏と長年タッグを組む磯山晶プロデューサー(TBSスパークル)は「これは完全に宮藤さんが『テロップが出て一番面白い方法』を図っているのだと解釈しています」と明かした。

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