長嶋一茂 裏金“使途不明金”の納税、否定的な自民幹部に「僕らはきっちり確定申告。不公平性が…」
2024年02月16日 09:26
芸能
14日の衆院予算委員会では、自民の上野賢一郎氏が「個人的に使われた場合、個人所得として課税されるべきだ。党として早急な修正申告を指示し、納税させる対応が必要だ」と主張。一方、野党は、還流した金が保管されたままなら蓄財に当たり課税対象になるとして、脱税の疑いを追及している。
16日に所得税の確定申告が始まるだけに、自民内には「修正申告した方が国民の納得を得られる」(中堅)との声が出ていた。ただ岸田文雄首相は15日、納税案を自民が検討しているのかどうか記者団から問われ「全く承知していない。(派閥の)政治団体から(議員の)政治団体への寄付と判断し、収支報告書を訂正したと認識している」と述べるのとどめた。
政治団体が受けた寄付は公益性の観点から原則非課税となる。自民の森山裕総務会長も記者団に「政治資金として処理しているので、所得税の関係は発生しない」とし「党として検討することはあり得ない」と否定的な考えを示した。
一茂は「政治家にまつわるお金の話って、政治家の方たちはあいまいでいいんですねっていうことになっちゃうんだよね。僕らはきっちり確定申告をしてくださいという不平等性、不公平性というのが…本当に今後、何か起きるんじゃないですか」と指摘。そして、「使途不明金の灰色の部分というのは、実際に何に使われたのか僕は分かりませんけれども、もしかしたら現金だったり私利私欲をを満たすものだったりした可能性もあるわけじゃないですか」と言い、「(使途を)書けない理由があるというところが今ずっと突っつかれているわけで、今後もそこはずっと使途不明金はあいまいにしますよということを森山さんが言っちゃってるという時代の逆行性」とあきれた表情で話した。