カズレーザー 小渕優子氏らによる自民裏金調査、匿名での公表に「どうしても納得がいかない」
2024年02月16日 12:58
芸能
調査では、派閥から還流された金を議員自ら認識していたのは32人で、うち11人は収支報告書への不記載を認識していたと明らかにした。主な使途として、懇親費用や車両購入など15項目を列挙。違法な使途は否定した。安倍派では不記載が20年以上前から行われていたこともうかがわれるとした。具体的回答は匿名とした。還付金などを「使用していた」と答えたのは53人、「使用していなかった」は31人、残りの1人は受領を認識していなかったと回答した。
野党が追及した安倍派の裏金づくりの時期や動機は「判然としない」と結論付け、使途についても領収書を明示していないケースがあり、不明朗さは否めない内容。調査の客観性を確保するため外部弁護士を介在させたが、真相は依然やぶの中で、自前調査の限界を露呈した格好となった。
岸田首相は、裏金事件を巡る国会の政治倫理審査会の開催について「国会で決めるものだ。党としてはそれぞれの議員があらゆる場を通じて丁寧に説明を尽くすよう引き続き促していきたい」と述べた。
カズレーザーは「特に2派閥に対する調査だったと思うんです。別にこういう調査って全国会議員に対してするべきだと思うんです、当たり前のことなんで」と言い、「何人かの議員が自分の潔白を言っているわけですけど、それは言う必要があるというか、言わないといけないんじゃないかなと思う。言わないってことは自分は疑われる側に含まれるからメリットがないので。匿名にするメリットって基本的にないんですよね。メリットがあるのは党だけ。それを享受、よしとしているのは、やっぱりどうしても納得がいかないですね」と自身の考えを話した。