清原博弁護士 松本人志裁判で和解の可能性は?「強気の場合には、第1審で和解勧告しても…」

2024年02月16日 15:56

芸能

清原博弁護士 松本人志裁判で和解の可能性は?「強気の場合には、第1審で和解勧告しても…」
清原博弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士の清原博氏が16日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、「ダウンタウン」松本人志(60)が週刊文春の発行元などを訴えた裁判についてコメントした。
 松本は昨年12月27日発売の同誌に報じられた女性への性加害疑惑の記事内容が事実に反しており、名誉を傷つけられたとして、同誌を発行する文芸春秋社などを相手取り、約5億5000万円の損害賠償と訂正記事の掲載を求める訴えを東京地裁に起こした。第1回口頭弁論が3月28日に開かれることが決定。松本は裁判に注力するためとして、芸能活動を休止している。

 名誉毀損裁判について、清原氏は「表現の自由があるので、勝てるようにできる裁判でもある」と、憲法で約束されている表現の自由と密接な関わり合いがあると解説。「真実じゃない、性加害がないとしても、文春側は負けと決まらないわけです。性加害がないとしても、しっかり取材しましたと文春側が言えれば、文春が勝てる裁判の仕組みなんです」と付け加えた。

 公判の行方も占った。「文春側は編集長が出てきて、“裏付けを取ってしっかりやって、女性側の言い分をまる飲みしていません”と、“しっかりといろんな人に聞いたり、客観的事実を踏まえて、女性たちの言い分が正しいというふうに思ったんです”と、かなりたくさん主張すると思う」。その上で、「それを崩すだけの証拠は松本さん側にはないので、なかなか。松本さん側が勝つというのは、厳しいものがあるかもしれませんね」と見通した。

 和解の可能性についても解説した。自身が裁判官時代に何度か経験があるといい、「出版社側が負けちゃうなという気持ちが強い事案では、意外と和解に応じてくれます、出版社側が」と説明。一方で「出版社側が“自信持ってます。これは和解じゃありません。すぐ判決を下さい”という強気の場合には、第1審で裁判官が和解勧告しても、出版社がそもそも応じない(ことが多い)」とした。

 清原氏の見立てでは、出版社側が和解に応じるかどうかは、1審の結果次第という。「出版社は(控訴して)高裁で負けるとつらいから、高裁に行って和解しようと出てくる。仮に松本さん側が勝って、第1審で和解がないという想定ですけど、文春側が負けた場合、控訴しますから、高裁に行って、文春側が和解するという流れが考えられるということです」と、想定できる和解の流れを説明した。

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