小澤征爾さんから“親友”と呼ばれた有働アナ 亡くなる3日前に送ったメッセージ「ネグローニを…」

2024年02月16日 17:17

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小澤征爾さんから“親友”と呼ばれた有働アナ 亡くなる3日前に送ったメッセージ「ネグローニを…」
有働由美子アナウンサー Photo By スポニチ
 フリーアナウンサー有働由美子(54)が16日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「うどうのらじお」(金曜後3・30)に出演。6日、心不全のため東京都の自宅で死去した世界的な指揮者、小澤征爾さん(享年88)を追悼した。
 「世界的指揮者の方を“友人”と呼ぶのも恐縮なんですが、ご本人が“有働さんは親友”と言ってくださっていたので友人と呼ばせていただきます」と前置きして思い出を披露。小澤さんが音楽アドバイザーを務めた1998年長野冬季五輪をきっかけに知り合ったそうで、「小澤さんの思い出が多すぎて…(訃報が公表された)金曜日の後は週末は全て予定をキャンセルして家にいて。テレビとか小澤さんの音楽も聴けないぐらいだったんですけど」と悲しみの深さを明かした。

 小澤さんが亡くなる3日ほど前に音声メッセージを送ったという。「いろいろ、私今こんなんやってますよとか犬も元気ですよとかっていうのを送って。ネグローニも代わりに飲んどきますからね!って言って。小澤さんに教えてもらったネグローニという赤いお酒、カクテルがあって、それをボストンのご自宅におじゃました時に作っていただいて。それからずっと小澤さんの取材でニューヨーク、ボストン、ベルリン、パリ、ウィーンに行く時に必ずイタメシ屋に行ってネグローニを飲むっていう…ネグローニで乾杯するのが小澤さんとの思い出なんです」と二十数年に渡る思い出を振り返った。

 小澤さんは池波正太郎の小説が好きだった。「池波さんの本を開いて読むのをあまりされなくなったということだったので、本を私が1~2分ぐらい朗読して、小分けにして毎日送って完成させようと思って」、小澤さんがまだ読んでいなかった歴史小説「真田太平記」を有働アナが朗読し音声ファイルにして送っていたという。

 「『真田太平記』の最初ってすごいエッチなシーンが出てくるんですよ。真剣に読みながら、最後に“すいません、やらしいシーンで”みたいに吹き込んでお送りしてたんですけど」とユーモアを交えて回顧。

 「ネグローニの作り方を教わって自分でもやるんですけど征爾さんの味にはならなくて。ここから征爾さんの味に近付けるようにまた作っていければなというふうに思っております」と前を向き、小澤さん指揮によるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ラデツキー行進曲」を流して追悼した。

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