藤井王将 新会館での対局は「自分としては、ない方がいいかもしれません」 そのココロは…

2024年02月16日 20:31

芸能

藤井王将 新会館での対局は「自分としては、ない方がいいかもしれません」 そのココロは…
<第73期ALSOK杯王将戦 藤井王将を祝う会>トークショーで笑顔の藤井王将(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 藤井聡太王将(21)=8冠=が16日、大阪府高槻市を訪れ、第73期ALSOK杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の3連覇を祝う会に出席した。菅井竜也八段(31)の挑戦を開幕4連勝で退け、大山康晴15世名人を抜く新記録、タイトル戦20連覇を達成。当初は17日と18日に同市の温泉旅館「山水館」で第5局が指される予定だった。
 祝う会の前には今秋、大阪市福島区から移転予定の関西将棋会館を訪れ、工事の進み具合を確認。将棋盤をイメージした外観を作るパネルに見入り、「公園と一体で整備され、今の会館より開放的になる。多くの方に気軽に立ち寄ってもらえれば」と期待を込めた。

 ただ、全8冠を保持する限り、対局はタイトル防衛戦中心となり、同会館ではない。コロナ禍の20年棋聖戦第4局などを非常時に行った例はあるが今後、同会館での対局は失冠を意味することになり、「自分としては、ない方がいいかもしれません」と藤井、同席した浜田剛史市長は「複雑な思いです」と苦笑いだった。

 同市では、市内の小学1年生に同市産の檜で作った将棋駒を贈っている。昨年度からのべ6000人。普及を見据えた取り組みに、藤井は「私が将棋を覚えたのは5歳の頃。周囲に将棋の強い大人はおらず、最初から勝つ楽しさを覚えた。子供にとってはそれがうれしかった」と思い出を披露した。

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