岩田剛典語る「アンチヒーロー」舞台裏 法廷のシーン「すごく大変です」プチかわいい失敗談も

2024年06月02日 07:30

芸能

岩田剛典語る「アンチヒーロー」舞台裏 法廷のシーン「すごく大変です」プチかわいい失敗談も
TBS日曜劇場「アンチヒーロー」で緋山を演じる岩田剛典(C)TBS Photo By 提供写真
 【インタビュー】俳優・長谷川博己(47)主演で「正義とは果たして何なのか?」を問い掛け、今春のドラマの注目作となっているTBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(日曜後9・00)。殺人犯をも無罪にしてしまう「アンチ」な弁護士・明墨正樹を主人公に、予想を裏切り続けるスピーディーな展開がお茶の間を釘付けにしている。第1、2話で殺人事件の容疑者として登場し、12年前の事件と現在をつなぐキーマンとなる緋山啓太を好演する岩田剛典(35)に撮影の裏話を聞いた。
 これまで犯人役は演じたことはあるものの、ゲスト出演と見せかけて後半で再登場する役どころは初めてだという岩田。「12年前と現在が入り組んだ脚本のキーマンという意味では、こういう役どころは新鮮」。殺人事件の犯人役、金髪姿などに多くの反響もあった。

 「あまり、この髪の明るさでドラマに出たこともないです」と金髪を触り、「実際に罪を犯しているのか犯していないのかという部分で、特に2話のラストのシーンはうやむやにさせる脚本になってましたから、いろんな考察が盛り上がった1、2話だったのかな」と振り返った。そして、第5話のラストで再登場。明墨と密会するシーンが放送され、続く第6話で、12年前の事件と現在をつなぐ人物を探していることが明らかになった。バラバラに見えていた事件や人物がつながり出す展開となり、「作品のキーマンを演じられて、仕事冥利(みょうり)につきるなと」と役割をかみしめた。

 謎の多い緋山の役作りについては、「決して根が明るい青年ではないというところ、たたずまいであったり、目の奥の光のなさであったり、あとは口調ですかね」と意識しているポイントを挙げた。さらに、「僕はそんなにせりふが多い役じゃないから。大変なんて言ってられない感じなんだけど、逆に言えば、表情だけでストーリーをつなぐ役目があるので、そういうところですかね」とし、表情だけでの演技に苦労していることを明かした。

 今作は法廷のシーンなど、シリアスな場面も多い。「法廷のシーンは人が多いですから、非常に大変です」とうなずき、「カット数も100近いカット数が1シーンであるので、集中力をキープするのがすごく大変です。本当にスタッフ、キャスト含め、チーム力が試されてるような撮影が続いてます」と現場の雰囲気を語った。

 くしくも、同時期にNHK連続テレビ小説「虎に翼」にも出演。同作では弁護士役を演じており、「アンチヒーロー」との役のギャップへの反応もあった。「たまたまオンエアが被ったので、視聴者の方が混乱してしまうかもしれませんけども、全然違う役どころなので。同じ時期にそういう真逆の役ができたというのは、自分にとってはラッキーなのかな」と役者としてのだいご味を口にした。

 また、ロケ先でのお茶目な敗談も。「ロケで、まだ5月だけど蚊がいて。撮影中だったですけど顔を刺されて、腫れてきちゃって。メイクさんに迷惑をかけた“プチかわいい話”です。つまんなくて、すみません」と笑わせた。

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