木村拓哉 月9ドラマ主題歌で久保田利伸にした無茶ぶり「主題歌を書いて下さる方に何てことを…」

2024年06月02日 17:36

芸能

木村拓哉 月9ドラマ主題歌で久保田利伸にした無茶ぶり「主題歌を書いて下さる方に何てことを…」
木村拓哉 Photo By スポニチ
 俳優で歌手の木村拓哉(51)が、2日放送のTOKYO FM「木村拓哉 Flow」(日曜前11・30)にパーソナリティーとして出演し、ゲスト出演したシンガー・ソングライター久保田利伸(61)と楽曲をめぐってやりとりした思い出を語った。
 木村と久保田の楽曲は縁が深い。久保田の代表曲で、木村が主演したフジテレビ系月9ドラマ「ロングバケーション」(96年)の主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」が、ミリオンセラーに。10年にも木村主演の「月の恋人~Moon Lovers~」の主題歌に、久保田が提供した「LOVE RAIN~恋の雨~」が使われた。木村が8月14日にリリースする3枚目のソロアルバム「SEE YOU THERE」にも、久保田が2曲を提供するなど、今も関係性が強い。

 木村は久保田の曲の完成度に言及した。「作ってくれる人があまりにもハードルが高いので、そのハードルを越えるには、思い切りストレッチして臨まないと、キチッて筋いきそうになった」。すると久保田も「昔出されたパスで大変な思いをした」と明かし、「今のこの曲(アルバム収録曲)と関係ないけど、言うよ?苦しかった、あのパス」と、木村からの高い要求をされた過去を明かした。

 木村も思い当たるふしがあったようで、「LOVE RAIN」制作にまつわる思い出を語った。ある時、久保田から制作途中の音源が送られてきた。「“何かあったら何でも言ってね”ってカジュアルな言葉をくれた」。久保田からのメッセージも届いたという。

 木村は曲を聴いた上で、久保田にメッセージを返信した。「その時に“もうちょっといつものガッっていう、もうひと踏み、踏んでくれている兄ぃ(久保田)の感じがかっこいいなって。もうちょっとアクセル踏んでもらってもいいですか?”っていう返信をさせてもらったら、ショートメールじゃなくて電話自体が鳴りだして」。

 久保田からは電話口でこう告げられたという。「アクセル踏むって、たとえば…具体的に言って?どのへん?」。木村は「たとえばあそこなんですけど…」と、具体的な場所を伝えた上で、「“もうちょっとアクセル踏んでもらうことって可能ですか?”って言ったら、(久保田が)“え~?じゃあ、ちょっとやってみるね。じゃあね”って」と、その時のやりとりを回想した。

 これが久保田には難しい注文だったようで、「無茶ぶりだよ、ホントに」と笑いながら振り返った。「メールで“アクセルどうこう”ってきてるから、一応おもしろいこと言ってくれるなら応えたいと思ったから。でも文章では分からないから、電話したら…」。電話口での木村は、説明しながら歌っていたといい、「パスの出し方が、口で説明っていうより、歌ってたんだよ」と思い返していた。

 木村は「主題歌を書いて下さる方に何てことを言ってるんだと思ったんですけど、兄ぃの方が一切無視することもないし」と、久保田の柔軟性に感謝。一方の久保田も「あれがライブでやってもさ、見せ場なんだよ。(ファンが)あそこを待つんだよ」と明かしていた。

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