劇団ひとり 小説執筆&監督業の意外なきっかけ「小説って言われたら断っていたかも」

2024年06月02日 22:05

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劇団ひとり 小説執筆&監督業の意外なきっかけ「小説って言われたら断っていたかも」
劇団ひとり Photo By スポニチ
 お笑いタレント劇団ひとり(47)が、2日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、小説家や映画監督を務めることになったきっかけを明かした。
 06年に「陰日向に咲く」を出版し、映画化もされた。10年の「青天の霹靂(へきれき)」も映画化され、ひとりは監督、出演を果たした。

 最初の発注は、小説ではなかったという。「当時、芸人のネタ本がバカ売れしている時期だったんですよ。鉄拳の本とか、さまぁ~ずさんの『(さまぁ~ずの)悲しいだじゃれ』っていう。軒並みベストセラーの時に、“ひとりさんもネタ本出しませんか?”って」。当時、ライブでやっていた独白劇のネタを長く伸ばす形で書いていったところ、担当の編集者から思わぬ評価をされたという。「担当の人が、“これネタ本じゃなくて、普通に短編小説ですね。だから短編小説を出しましょうか”って。だから気負いがなかったですよね。ネタ本だと思って最初書いているから」と明かした。

 「たぶん小説って言われたら断っていたかもしれないから。“書けない、書けない、そんなもんは”ってなってた」。さらに、思わぬ話が舞い込む。「それも映画化しますって話が来たもんだから、“自分が書いたもの映画になるんだ。そういうルートがあるんだ”っていうのがちゃんと実感して分かった」と振り返り、「次の小説は自分で撮りたいなって」と、今度はメガホンを取る目標が芽生えたという。

 すると、MCの中居正広は「最初から(ビート)たけしさんへの憧れがあって、お笑いをやりながら映画を撮ろうと思ってやったのかなと思った」と驚いた。たけしを崇拝し、たけしの半生を描いたNetflix映画「浅草キッド」の監督も務めたひとりは、「あると思いますよ。結局、ずっとたけしさんを追っかけていたから。脚本も16か17の時に脚本の学校に通って、お笑いやりつつも勉強したりしてたから、そういう意識が(あった)」と明かした。

 監督業は「現場とか入ったら毎日テンパってるけど、それが楽しい」と、不安を楽しんでいる様子。「脚本も何年も書いて、ロケハンだ何だってやった時に、役者さんが芝居をするんは、その日しかないわけじゃないですか?その時にいい芝居をしてくれると、“はあ…ありがとうございます”って、あの瞬間が最高」と、しみじみ語っていた。

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