岸博幸氏 政治資金規正法改正の再修正案をバッサリ「野党も加えてズレまくり…与野党を通じて0点」

2024年06月02日 14:48

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岸博幸氏 政治資金規正法改正の再修正案をバッサリ「野党も加えてズレまくり…与野党を通じて0点」
岸博幸氏 Photo By スポニチ
 元経産省官僚で経済学者の岸博幸氏が2日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に生出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正の再修正案について言及した。
 自民党は5月31日、衆院政治改革特別委員会の理事懇談会で、再修正案を与野党に提示した。パーティー券購入者名の公開基準額を2027年1月から「5万円超」に引き下げ、政策活動費の支出状況が分かるよう10年後に領収書を公開する。

 岸田文雄首相が公明党の山口那津男代表、日本維新の会の馬場伸幸代表と個別に会談し、それぞれ要求を受け入れた。両党が賛成し今国会で成立する見通し。立憲民主党は反対する。

 再修正案は他に(1)政策活動費の年間上限額を定め、支出「年月」開示(2)外国人によるパーティー券購入規制検討(3)議員による選挙区支部への寄付の税制優遇除外を検討(4)法施行後3年の見直し規定―などを盛り込んだ。

 今回の動きに意見を求められ、「自公政権と国民との絶望的なズレ、0点です」と岸氏。「もう野党も加えてズレまくってますよね」と切り捨てた。

 「本来、今回の政治資金の改革で目指すべき方向は、企業団体献金廃止だよねと。国民の負担のお金が入っているんだからと。当然、パーティーも禁止だよね。政策活動費はできるだけ透明化しましょうねと。その方向だったはずが、この方向は無くなっちゃって、条件闘争。パーティー券10万円を5万円に変えますと。バナナの叩き売りじゃないですか」とあきれ。「そんな細かい条件闘争をやって、一番大事な方向を実現しない。野党の立憲民主が典型で、企業団体献金廃止の法案を出しながら、幹部はパーティーをやろうとしていて批判が高まったらやめると。こんな覚悟で野党の側もしっかりできるはずがない」と言い切り、「与野党を通じて0点だと思います」と見解を示した。

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