芸歴50年、中村雅俊「闘いという意識」ベテランがゆえの苦悩告白「自分のピークだった時代を…」

2024年06月02日 19:00

芸能

芸歴50年、中村雅俊「闘いという意識」ベテランがゆえの苦悩告白「自分のピークだった時代を…」
笑顔であいさつをする中村雅俊(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 俳優の中村雅俊(73)が2日、東京・明治座で行われた「中村雅俊芸能生活50周年記念公演」初日公開・取材会に出席し、ベテランがゆえの思いを語った。
 大学卒業と同時に文学座に入団した中村。1974年に日本テレビドラマ「われら青春!」でデビューを果たした。

 一躍、その名を全国にとどろかせ、俳優としてテレビドラマ、映画、ミュージカルなど幅広いジャンルでその才能を発揮。俳優のみならず、歌手として今も活躍している。

 芸能生活50周年を迎える今年、その集大成として待望の記念公演を行う。この日に向けて1カ月、稽古に励んできた中村は初日を迎えられたことを喜びながらも「ゴールじゃなくて、スタートだと思う」と気を引き締めた。

 中村とともに公演を盛り上げるのはコロッケ、久本雅美、林翔太、土井瑞穂、小川菜摘、松田悟志、玉野和紀、特別出演の田中美佐子ら。この日の取材会にも揃って登壇した。報道陣が特定の1人に質問すると、マイクが次々へと渡される勢い抜群のカンパニー。稽古中の雰囲気も非常にいいとし、互いに高め合いながら最高の舞台を作り上げていく。

 芸歴50年の大ベテランも「凄い緊張します」と大事な舞台開幕にドキドキ。「この先潰されるようなプレッシャーは毎回ある」キャリアを積めば積むほど、何かしらのプレッシャーを感じるようになったという。

 ベテランがゆえ「自分のピークだった時代を下る感じがあって、闘いがあります。緊張というよりも闘いという意識が強い」と思いの内を明かす場面も。

 仲間の支えを受けながら作り上げる舞台を「たくさんの人に見て頂きたい」と願いを込めた。

 記念公演は昭和歌謡音楽劇とコンサートによる二部構成で、中村の魅力を存分に楽しめる特別なステージを届ける。2日から18日まで東京・明治座で行われる。

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