【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第21話 美しく切ない枕草子誕生、旅立ちのキス…そして舞台は越前へ

2024年06月02日 17:01

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第21話 美しく切ない枕草子誕生、旅立ちのキス…そして舞台は越前へ
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第21話 美しく切ない枕草子誕生、旅立ちのキス…そして舞台は越前へ Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は2日、第22話が放送される。一つの区切りを迎えた前週。枕草子の歌の如く時は流れ…。
 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第21話は「旅立ち」。藤原定子(高畑充希)が髪を下ろしたことは内裏に広まり、一条天皇(塩野瑛久)はショックを受ける。藤原伊周(三浦翔平)は任地に赴くことを拒み、逃亡。藤原実資(秋山竜次)らが捜索し、やがて見つける。ききょう(ファーストサマーウイカ)は定子を守れず、落胆。まひろ(吉高由里子)は中宮のために何かを書いてはどうかとアドバイスを送る。越前へ旅立つ日が近づき、まひろは藤原道長(柄本佑)に文を送り…という展開だった。

 定子は出家。ききょうの「私を側にお置きくださいませ」の願いにも「ならぬ。私は生きながらに死んだ身である」と許可をせず…そして倒れてしまう。

 その後、二条第が炎に包まれ、定子は「生きていても虚しいだけだ。私はもうよい。もう、よいのだ」。ききょうは「なりませぬ!おなかのお子のため、中宮様はお生きにならねばなりませぬ!」と涙ながらに訴えた。

 まひろの助言に従い、ききょうは筆を取った。「春はあけぼの」――。そっと定子の寝室(枕元)に置く。「夏は夜」――。蛍が舞う。「秋は夕暮れ」――。紅葉が降り注ぐ。「たった1人の悲しき中宮のために、『枕草子』は書き始められた」――。

 時は移ろい「今度こそ、越前の地で生まれ変わりたいと願っております」と言い、まひろから道長へ旅立ちと別れの口づけ。そして舞台は越前へ。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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