阪神・近本1軍GOサイン 22日後半戦開幕いける シート打撃2安打「ボールはしっかり見えていた」

2023年07月21日 05:20

野球

阪神・近本1軍GOサイン 22日後半戦開幕いける シート打撃2安打「ボールはしっかり見えていた」
真剣な表情で打ち込む近本(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 阪神は20日、甲子園球場で全体練習を行い、右肋骨骨折からの復帰を目指す近本光司外野手(28)が実戦形式のシート打撃に参加して1軍投手陣3人から3打数2安打。見守った平田勝男ヘッドコーチ(63)から1軍復帰へのGOサインを引き出した。後半戦“開幕”カードとなる22日ヤクルト戦(神宮)でのスタメン復帰へ、準備は整った。
 全体練習最後のメニューに組み込まれた実戦形式のシート打撃。1番打者として聖地の打席に入った近本は、すでに昇格への準備が完了していることをバットで示した。

 「ボールはしっかり見えていた」

 まずK・ケラーと対峙(たいじ)した1打席目は、2球目の外角直球を引っ張り込んで右前へ運んだ。続く2打席目は、馬場が投じた4球目のフォークをいとも簡単に中前へはじき返した。最終打席は浜地の6球目のスライダーを二ゴロに終わるも、3打数2安打。最終調整を終え「確認したかったことはできました」とうなずいた。

 15日に鳴尾浜球場で行ったシート打撃で湯浅、茨木と対戦して実戦感覚を養っていたとはいえ、4日に右肋骨骨折で登録抹消されてから、まだ2週間強。前日19日には「ボールが見えているか」「引っ張れるポイントで打てているか」と最終段階として2つの課題を掲げ、臨んだこの日。「この前のシート(を終えた時)からこれかな?これかな?というのがあった。それが確認できたというだけで良かった」と充実した表情を浮かべた。

 練習を見届けた平田ヘッドコーチも、その状態の良さを確認してゴーサインを出した。打撃に加え、守備面でも「今日もシートノックをやって何も問題はない」。前日に続き、この日も球宴に参加中の岡田監督が練習に不在。あくまで最終判断は指揮官に委ねられるものの、この日の午後には熊谷が出場選手登録を外れており、後半戦“初陣”となる22日ヤクルト戦(神宮)での復帰が決定的だ。

 近本が不在の11試合でチームは5勝6敗と停滞。後半戦の再加速へ、頼もしきリードオフマンが戦列に帰ってくる。(石崎 祥平)

 <近本の経過>★7月2日 巨人戦の7回、高梨から右脇腹付近に死球を受ける。

 ★3日 兵庫県内の病院で右肋骨の骨折の診断を受けたが、4日からの広島戦出場を模索し志願の広島入り。

 ★4日 出場登録を抹消されて帰阪。

 ★5日 鳴尾浜でリハビリ開始。

 ★10日 球宴の出場辞退を発表。

 ★15日 屋外でフリー打撃&シート打撃。

 ★19日 離脱後初めて甲子園の1軍全体練習に合流。フルメニューをこなす。

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