大阪桐蔭に大敗も「やりきった」―大阪の夏を彩った淀川工科、森内主将は胸を張った

2023年07月21日 17:21

野球

大阪桐蔭に大敗も「やりきった」―大阪の夏を彩った淀川工科、森内主将は胸を張った
<大阪桐蔭・淀川工科>3回、フルスイングも三振する淀川工科・森内(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権大阪大会3回戦   淀川工科1―12大阪桐蔭 ( 2023年7月21日    万博 )】 淀川工科の夏が終わった。大阪桐蔭と激突した3回戦。1―12の5回コールドで大敗したとはいえ、3回に犠飛で刻んだ1点は誇りだ。「3番・一塁」で先発した森内遥主将(3年=もりうち・はる)は「実力差はありましたが、最後まで声を出してやりきれたと思います。誰ひとりとしてマイナスな気持ちはなかった」とうなずいた。
 森内主将の選手宣誓で大阪の夏は幕を開けた。コロナ禍の影響もあり、4年ぶりに参加全159校の選手がそろって行進した8日の開会式。森内主将は、芳岡輝監督や学校の先生らと一緒に考えた宣誓文に、校名にもある“淀川”を意図的に入れた。

 「ネットで調べたら、淀川は小さな川が集まってできているとあって、一人ひとりの力が集まったら大きな力になるというのが野球とつながるなと思いました」

 主将の熱い思いを乗せたチームは、15日にあった初戦の2回戦で大阪園芸を12―0で撃破。2014年以来の夏1勝を挙げ、この日を迎えた。

 全国屈指の強豪相手に全力で立ち向かった。8点を追う3回1死一、三塁から2番・井上元希内野手(3年)の右犠飛でスコアボードに待望の1点を刻んだ。みんなでつかみ取った1点にベンチが、スタンドが沸いた。「0点で終わりたくなかった。犠牲フライでしたが、みんなでつないで、つないで取った1点です」。森内主将は胸を張った。

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