プロ注目のドラフト候補対決は享栄・東松が完封勝利「0にこだわった」愛産大工・天野との投げ合い制す

2023年07月21日 12:27

野球

プロ注目のドラフト候補対決は享栄・東松が完封勝利「0にこだわった」愛産大工・天野との投げ合い制す
6回2死二、三塁のピンチで相手打者を三ゴロに仕留め吠える享栄・東松 Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権愛知大会4回戦   享栄3-0愛産大工 ( 2023年7月21日    パロマ瑞穂 )】 プロ注目のドラフト候補対決を享栄の左腕・東松快征(3年)が完封勝利で制した。
 初回は安打と四球で2死一、二塁としたもののアウトをすべて空振り三振で奪う上々の立ち上がり。3点リードの6回も1死二、三塁のピンチで主軸を迎えたが、相手4番・久保大輝(3年)を右飛に打ち取ると、続く木村幸浩(3年)も三ゴロに仕留め、右拳を握って吠えた。

 最終回の9回は味方の失策で2死一、三塁も最後はこの日9個目の三振で試合を締め、笑みを浮かべた。終わってみれば9回を1人で投げ抜き、124球3安打9奪三振。スコアボードに9つの0を並べ「1点取られると数字は増えるけど、0は何をかけても0。0と1はすごい差がある。0にこだわった」と胸を張った。

 投げ合った愛産大工・天野京介も最速148キロの今秋ドラフト候補右腕。ネット裏でNPB9球団のスカウトが両投手を見守った。天野とは1年時から練習試合などで交流があり「良い投手。愛知ナンバー1の座を奪われないよう格の差を見せつけようと思った」という言葉通り、終始優位に試合を運んだ。

 ゲームセット直後、天野「絶対、甲子園に行ってくれよ」と声をかけられたと明かし5回戦以降に向けて「もっと直球で押せるピッチングをしたい」と意気込んだ。

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