トヨタ自動車・北村主将 流れ呼んだ同点打 ENEOSとの大一番制し「今後の大きな財産に」

2023年07月21日 08:00

野球

トヨタ自動車・北村主将 流れ呼んだ同点打 ENEOSとの大一番制し「今後の大きな財産に」
<ENEOS・トヨタ自動車>6回、トヨタ自動車・北村は同点適時打を放つ (撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【第94回都市対抗野球第7日2回戦   トヨタ自動車3ー1ENEOS ( 2023年7月20日    東京D )】 トヨタ自動車・北村祥治主将が、試合の流れを大きく引き寄せた。1点を追う6回。1死二塁の好機から、中前への同点タイムリーを放った。
 「(ENEOSの)関根君はストレートが強いピッチャー。あの場面はストレートに絞っていました」

 粘り強さを遺憾なく発揮した。相手バッテリーとの駆け引きこそ新骨頂。今大会は3番を任されるが、昨秋の日本選手権では2番としてチームを優勝に導いた。カウント2―2からは意表を突かれるカーブを投じられたが、きっちりと見送ってフルカウントに。「感覚的に良いものがあった」。1球、ファウルを挟んでの8球目。外角からやや内寄りへ入って来た直球を、ライナーで中前へ運んだ。二塁から徳本健太朗が生還し、ついに同点。後続の樺沢健が右前適時打を放ち勝ち越すと、相手の失策でもう1点を追加した。

 昨年の日本選手権でも準決勝で対戦し1―0でサヨナラ勝ちしたが、慢心は一切なかった。「都市対抗で勝ってナンボ。みんな気合が入っていました」。相手は昨夏の都市対抗覇者。史上初の3度目となる2連覇を狙った名門を返り討ちすることができた。

 「今後の大きな財産になった。ここからは総力戦。どのチームも強いし、粘り強く戦っていきます」

 手応えをつかんだ一方で、キャプテンらしく気持ちを引き締め直した。16年以来7年ぶり2度目のVへ、隙は見当たらない。
 

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