花巻東 延長11回タイブレークで冷や汗8強 麟太郎は背中の張りでスタメン落ち 10回代打で三振

2023年07月21日 05:31

野球

花巻東 延長11回タイブレークで冷や汗8強 麟太郎は背中の張りでスタメン落ち 10回代打で三振
<花巻東・水沢商業>延長10回、代打で空振り三振に倒れる佐々木麟(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権岩手大会3回戦   花巻東5ー2水沢商 ( 2023年7月20日    きたぎんボールパーク )】 歴代最多の高校通算140本塁打を誇り、今秋ドラフト1位候補の佐々木麟太郎(3年)を擁する花巻東は、水沢商に苦戦を強いられたがベスト8入り。延長11回タイブレークの末に勝利をつかみ、佐々木洋監督も「苦しい展開だった」と胸をなで下ろした。
 佐々木監督が「スタメンを外さざるを得なかった」と明かしたように、主砲は大会前に痛めた背中の張りの影響でベンチスタート。試合が思わぬ展開となり、無死一、二塁から始まる延長10回タイブレークの先頭で代打に送られたが空振り三振。その後は一塁の守備に就き、延長11回は勝ち越しの決勝ホームを踏んだが、スイングに本来の鋭さはなく、本調子にはなかった。

 22日の準々決勝の相手は今春の県大会準々決勝で辛くもサヨナラ勝利した盛岡誠桜。佐々木の早期回復は簡単ではないことが予想されるだけに、打線のさらなる奮起が必須だ。7回に値千金の同点2ランを放った5番・北條慎治(3年)は「麟太郎頼りにならないようにしないといけない」。22年春以来の甲子園を目指すチームは、早くも正念場を迎えそうだ。(村井 樹)

おすすめテーマ

2023年07月21日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム