青木崇高 朝ドラ後にすべてを投げうって南米へ一人旅「当時を振り返るとバカだったなって」
2024年03月10日 12:24
芸能
「移民の人たちは毎日朝ドラを見たり大河を見たりしていると聞いて、そんなに毎朝見られているんだったら、俺の事知られているんじゃないの?って思って」と15年前に、1カ月かけて南米10都市を巡り、落語を披露して回ったという。当時の心境について「その当時の自分のキャリアもまだまだほんと駆け出しみたいなもんだったんですけど、自分自身がエンターテインメント、テレビドラマとかでずっとやっていけるかどうか、あまりよく分からないなってなってた時に、ブラジルという、本当に遠い場所にあるところで、皆さんとかが楽しんで毎日見てくれているっていうことを知ったら、たぶん、この先も頑張っていけるかな、何か感じられるじゃないかなと思って。じゃあ、南米で落語しながらいろんな街を巡ろうかなと思って」と説明した。
「今、当時を振り返るとバカだったなって思いますね」と苦笑。「自分の仕事のキャリアとかを二の次にして、それを優先したのはバカだなって思うんですけど、賢かったなとは思います。しっかり大切なものに触れたよな」と結果的に大きな収穫があったと振り返った。「こういった強烈な体験っていうのは自分の引き出しをどんどん大きくしてくれる、引き出しにいろいろなものを詰めてくれる、役者って仕事とかより結構人間が出る仕事ではあるので、どんどん深みが増したんじゃないかなと思いますね」としみじみ語った。
「究極的な位置関係にあるじゃないですか、日本とブラジル。あの人たちに恥ずかしいことはできないな、っていうのはあります。気が緩みそうなときには、いやいやちょっと待てよと。あそこで出会った人たちも見る可能性があんねんぞ、とか」を思いを吐露。「地球には裏も表もなくて、ホントに平らなんだなと思いましたね。裏とかじゃなくて、続いているんだなって」とし「心が打ち震える瞬間が多々ありましたからね。これは本当に心に種を植えこみましたから。この発芽は楽しみですよ。それがなんかいろんな作品で出会って、そしてその表現がブラジルにいる人たちに届いたら。こんな幸せなことはないですね」と語った。