【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第9話 カラス舞う直秀の惨死 道長&まひろ阿鼻叫喚の地獄絵図

2024年03月10日 17:01

芸能

【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第9話 カラス舞う直秀の惨死 道長&まひろ阿鼻叫喚の地獄絵図
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」大河絵第9話 カラス舞う直秀の惨死、道長&まひろ阿鼻叫喚の地獄絵図 Photo By スポニチ
 女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は10日、第10話が放送される。
 「光る君へ」は、「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」など生んだ“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第9話は「遠くの国」。東三条殿に入った盗賊の正体は直秀(毎熊克哉)ら散楽一座だった。藤原道長(柄本佑)の命により検非違使に引き渡される。一方、直秀らの隠れ家を訪ねていたまひろ(吉高由里子)は盗賊仲間と勘違いされ、獄に連行。宮中においては、花山天皇(本郷奏多)と藤原義懐(高橋光臣)の関係が悪化し、代わって藤原道兼(玉置玲央)が信頼され始める。その頃、藤原詮子(吉田羊)が藤原兼家(段田安則)を看病していると、思いもよらぬ事態が…という展開だった。

 兼家の仮病、“黒幕”安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)の謀略、道兼の“ドヤ顔”、花山天皇の退位・出家と見どころ満載。まさに序盤のヤマ場となったが、視聴者の心に深く刻まれたのは道長とまひろの慟哭、そして直秀の惨死だった。

 感情を表に出さない道長が土にまみれ、泣き叫ぶ姿。直秀の変わり果てた姿にぼう然としながらも自身への怒りを含めたドス黒い感情に肩を震わせる道長の背中を涙を流しながら抱きしめるまひろ。そして土を握り締め、傷だらけの顔で“屍の捨て場”でカラスに食われる直秀…。

 直秀は、まさに“遠くの国”へ旅立ち、道長とまひろは亡骸を土に埋めた後の帰り道で何を思ったのか――。雅な平安時代と対極にある“地獄”を石井さんが描く。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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