「ちびまる子」 再放送回で姉妹復活“共演” TARAKOさん&水谷さんの声にSNS「泣けちゃう」

2024年03月10日 18:21

芸能

「ちびまる子」 再放送回で姉妹復活“共演” TARAKOさん&水谷さんの声にSNS「泣けちゃう」
フジテレビのアニメ「ちびまる子ちゃん」(FOD公式サイトから) Photo By 提供写真
 フジテレビは10日、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜後6・00)を放送した。主人公まる子を演じた声優TARAKOさん(享年63)の死去が明らかになってから、初の放送。午後6時からの放送を見た多くの視聴者が、SNS上に悲しみの声を書き込んだ。
 番組では冒頭、桜満開の背景に、テロップを表示。「1990年の放送開始から34年以上にわたりまる子役の声優を務めていただいたTARAKOさんが逝去されました。天真らんまんで、みんなに愛される『まる子』を演じてくださったTARAKOさんのご冥福を心よりお祈りいたします。長い間、本当にありがとうございました。キャスト・スタッフ一同」と、TARAKOさんに感謝の言葉を記した。

 放送されたのは、過去に放送した「おばあちゃんの誕生日」。まる子たちが日ごろの感謝を込め、おばあちゃんに誕生日プレゼントを送ろうとするが、お小遣いを使い切ってしまったまる子が青ざめるというエピソードだった。

 TARAKOさんによる、お茶の間が慣れ親しんだまる子のトロンとした話し口も、もちろん健在だった。しかし、TARAKOさんの声が聞けるのは、24日の放送が最後。SNSには「もうこのまる子の声は聞けないんだな。。」「まるちゃんといったらTARAKOさんの声だよねぇ…寂しいねぇ」と寂しがる声が聞かれた。

 今回は過去回の放送で、まる子の姉・さきこ役は、16年に死去した水谷優子さんが務めていた。まる子姉妹の復活“共演”に、「まる子の声を聞く度にウルッと来る……しかもお姉ちゃん水谷優子さんだし」「TARAKOさんのまる子と水谷優子さんのお姉ちゃんの声。優しい声だな…泣けちゃう」「TARAKOさんの声で涙出て 水谷さんの声で涙出て」「TARAKOさんに加えて水谷優子さんの声も聞けて何とも言えない気持ち」と、感動の涙を流した人たちの報告もあった。

 1990年1月に放送を開始したアニメ「ちびまる子ちゃん」。TARAKOさんは、放送開始当初からまる子の声を務めていた。起用のきっかけは、原作者・さくらももこさんに声がそっくりだったというエピソードで知られている。

 同局によると、TARAKOさんが出演する最後のエピソードは、24日の1時間放送の「まる子、水の味がわかる?」。TARAKOさんの後任や、後任による放送開始時期は、対応を検討中という。

 TARAKOさんは今月4日に死去した。死因は公表されていないが、事務所の公式サイトなどによると、今年に入ってから病気を患い、闘病しながら仕事を続けていたという。葬儀は近親者のみで行われ、後日お別れの会を開く。

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