“日本でも受賞”シン・ソンフン監督、意味深な文章を残して行方不明に…事務所が異例の呼びかけ
2024年06月04日 18:00
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4日、所属事務所のライトカルチャーハウスは「シン・ソンフン監督が『1人で去る』という意味深な文章を残して、2日経っても行方が分からない」とし「数日間も携帯電話の電源が切れたことがない方なのに、とても心配で、探す方法もなく、マスコミの方々の力が必要だ」と助けを求める報道資料を配布した。
続けて「普段から、所属事務所のスタッフに『一日一日、天国と地獄を行き来するような人生を生きているのがとても辛く、人から受けた傷が多すぎる。その傷についても訴えるのは容易ではない』とよく吐露していた」と伝えた。
また「苦労して世界の小さな巨匠になったのに、残念な知らせを聞くことになったら心が引き裂かれそうだ」と懸念を示した。
これに先立って、シン・ソンフン監督の短編映画「ジャージャー麺ありがとうございます」は先月31日、OTT(動画配信サービス)プラットフォームWATCHAで公開された。同作は障がい者の男女のラブストーリーを温かく描いた作品だ。
シン・ソンフン監督は2022年に「ジャージャー麺ありがとうございます」を演出し、世界有数の映画祭で81冠を獲得した。日本でも「第2回東京国際映画祭」で3部門を受賞。しかしその後、共同で監督を務めた俳優イ・テソンの母親で映画監督のパク・ヨンヘと収入配分問題などで葛藤を起こし、不仲説が浮上した。
当時、シン・ソンフン監督は「お互いに極端な意見の相違で今後の活動を共にすることができなくなった」と明らかにした。しかしその後、対立していた2人が劇的に和解したというニュースが知られた。シン・ソンフン監督はインタビューを通じて「パク・ヨンヘ監督は私にとって母親のような存在だ」と語り、過去の葛藤を乗り越えてお互いの将来のために再び手を取り合って進むことにしたと伝えた。