ススキノ遺体損壊事件 母親の公判を弁護士が解説「遺棄の方が有罪になる可能性は高いんじゃ」

2024年06月04日 16:31

芸能

ススキノ遺体損壊事件 母親の公判を弁護士が解説「遺棄の方が有罪になる可能性は高いんじゃ」
東京・赤坂のTBS社屋 Photo By スポニチ
 弁護士の菊地幸夫氏が4日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、札幌市の繁華街ススキノのホテルで昨年、男性(当時62)の遺体が見つかり親子3人が逮捕、起訴された事件で、この日、札幌地裁で開かれた母親の田村浩子被告の初公判について解説した。
 浩子被告は昨年7月、娘の瑠奈被告が殺害した男性の頭部を自宅に隠すことを容認した死体遺棄ほう助の罪、瑠奈被告が頭部を傷つける様子を撮影することを夫の修被告に依頼した死体損壊ほう助の罪に問われている。

 死体損壊ほう助の罪について、菊地氏は「検察の主張としては、死体を傷つけたいという被疑者の娘の要望に応える…自分で応えるのはなくて、夫に依頼するんですけどね。応えることが、娘の頭部を傷つけるという行為を精神的に促進させる、“映してくれるから余計、よしやろう”という気持ちが強くなるという意味で、そこが手助けになるという主張だと思います」と、自身の見解を語った。

 また死体遺棄ほう助の罪について、菊地氏は「正式な埋葬という形ではなくて、ご遺体をそこに置いておいた、放置したというようなことですね」と説明。「どちらかというと、遺棄(ほう助)の方が有罪になる可能性は高いんじゃないか」と見通した。

 瑠奈被告、修被告の裁判日程は決まっていない。浩子被告の裁判が最初に始まったことについて、菊地氏は、「恐らく裁判上の争点が、母親の場合が一番少ないんだと思います。裁判をやるために、争点についてどういう証拠があるか、計画を立てるのが一番早く終わったのが、母親なんだろうと思います。残りの2人は、争うところが多くて、裁判への計画立てがまだ終わってないんだと思います」と、理由を推測した。

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