【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会
法政大学【早大監督、選手インタビュー】<高橋広監督>
2017年04月07日 05:30
野球
―現在のチーム状態は
大竹と三倉がけがで出遅れていてリーグ戦に間に合うかが心配ですね。
―オープン戦で目立っている選手は
キャプテンの佐藤晋輔、ライトの八木、サードの織原(葵)が順調に調整できているところですね。
―オープン戦で一番意識している点は
レギュラーが確定してないので、いろんな人にチャンス与えて競争心理を煽って、固定は目指してるところにです。まだ今はさっき言った3人が固定した段階ですね。
―去年を振り返って
春が5位で、秋も3位ですからね。非常に一昨年に比べて成績が悪かったです。ぜひチーム力を上げたいなと思って春のキャンプから取り組んできました。
―去年は小藤選手が正捕手に定着しました
そういう予定だったんですけど、12月に骨折しまして1ヶ月ぐらい練習が出来ない状態だったので、出遅れていて新3年生の岸本がメインでマスクを被ってます。
―佐藤晋選手を主将に指名した理由は
非常に真面目ですし、同級生の信頼が高い。そういう点を重視してキャプテンに指名しました。
―佐藤晋選手はどういうタイプの主将でしょうか
そんなにガンガン言うタイプではないので、率先してやるタイプですね。
―今年のチームの特徴は
スター選手はいませんけど、みんな一生懸命やって真面目に取り組む姿勢もいいですし、積極的ですからまとまりもいいような気がしますね。
―今年の期待の新戦力は
さっき言った岸本もけがの功名でレギュラー取りそうなのと、新2年生の檜村(篤史)が攻撃力なないけど、守りが非常に安定しているので、そこの辺りが出てきたのかなと思います。
―今年エースとして期待される小島投手について
順調に彼は来てますね。後は去年抑えに回ってた柳澤が非常に安定してきて実戦でもいい成績残してますのでこの2人を中心に回転していくと思いますね。
―小島投手の起用について去年までは大事に扱っていた印象を受けますが
去年は3枚いましたからね。竹内(諒、現ホンダ鈴鹿)もいましたから。そういうことも考えて先発してました。
―では今年は小島投手の1カード2試合先発も考えてますか
その予定ですね。その体力もついてきたと思います。
―昨年、小島投手はタイトルを獲得しましたが今年成長している点は
やっぱり上級生になってきて、自覚も出来てきてるし第1戦、3戦投げる意識が非常に高いので精神的に成長してると思いますね。
―今年はどういった攻撃をみせていきたいですか
長打力がないので、繋いでいく打線ですね。右左のバランスも例年よりはとれてるので、繋ぐ打線になっていくと思います。
―打線のキーマンは
4番に予定している加藤がどれぐらい成績残してくれるかがポイントになってきますね。
―法大の印象は
選手層が厚いので、攻撃力もありますし、好素材が揃っているので。早稲田の投手陣が抑えてくれればいいですけどね。点も取られることも考えられるので、接戦になっても粘り勝てるような試合にしたいなと思います。
―警戒している選手は
中山くんですかね。長打もありますし、パワフルなバッティングもするので彼が去年から自信持ってきてるので進化してくると思いますね。
―青木久典監督は「開幕戦が大事」とおっしゃってましたが
それはこちらも一緒ですね。開幕戦で滑ると、非常に厳しいですからね。お互い様だと思いますね。
―最後に意気込みをお願いします
いきなり、対法政でお互いにねしんどいカードになりますけど、早稲田としてはそれを乗りきって波に乗って優勝目指したいと思います。(取材:スポーツ法政新聞会・渡辺拓海)
◆高橋広(たかはし・ひろし)教育学部卒、1955年2月4日生まれ、愛媛県出身・西条。昭和52年に早稲田大学を卒業、教師として鳴門市立鳴門工業高校(のちの鳴門渦潮高校)に赴任し、野球部コーチを担当、1980年から監督に就任し2014年まで務めた。2015年1月1日より、早稲田大学野球部第19代監督に就任。