【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会
法政大学【開幕直前特集 第4回 〜チームの浮沈握る先発投手陣編〜】<森田駿哉投手>
2017年04月03日 05:30
野球
―昨季を振り返って
結果は5位でしたし、投手が敗因なのは間違いないので、外から見ててもそこで投げれたらという思いがありました。来年は今年の悔しさをぶつけてやろうという思いが強かったです。
―3年生になりましたが、2年間を振り返って
早かったです。1年の春良い形でスタートを切れましたが、そのあとケガなどで思うようなことが出来なかったです。自分もケガで野球が出来ないことは今までなかったです。だから、もう一度一から野球を見直せました。チームにとっては迷惑ですけど、自分はあの時期があったから良かったと思えるような時間だと思います。
―ケガというのは
肘のケガでした。今は治ったので、徐々に状態をあげてます。
―リハビリを振り返って
投げれない時期はやっぱりしんどかったです。痛めるというのは自分に何か足りない部分があったということなので、そこを見つめて、体がどうあるべきか考えられました。少しは自分の体に詳しくなったと思います。
―オープン戦は登板機会がありませんが状態を上げてる段階だからでしょうか
そうですね。チームの方針もあるのでまだ投げてないです。これから、どんどん状態を上げていければいいなと。やはり、けがで長い間投げてないので、慎重にやってます。公式戦で投げれるように調整しているところです。
―3年生になって変えたことや変えた意識はあるか
学年としても引っ張る立場になりつつあります。言葉で引っ張るのは得意ではないので、自分が率先して練習することが意識してることです。
―沖縄キャンプでやったことは
暖かい気候で、しっかり投げることができたので、一からフォームを作れました。非常に中身の濃い時間だったと思います。
―ライバルと思う投手は
僕と同じで菅野は1年から投げてますし、真っ直ぐの速い投手とタイプも似てるので、菅野には負けたくないなと思います。
―普段特に仲が良い選手は
菅野や小林満平(法3)は、ご飯行ったり、テレビ見たりしてるので仲良いと思います。
―スポホウの事前アンケート(詳しくはスポホウ4月号)で、鎌倉(航、法3)選手と高氏(祥太、文2)選手が勉強できる人一位選ばれましたが
鎌倉はリードとか見てても凄いなと思いますし、単位もちゃんととってますしね。高氏は話しててもいろんなことを知ってるので。頭良いなと思います。
―尊敬してる投手はカーショウ投手(ドジャース)ということですが、理由は
存在自体をもう尊敬してます。(笑) 投げれば絶対勝つと思われてる信頼感や、先発で投げたよくじつに抑えで登板しているタフさだったりですね。球も一級品なので、ああいう投手になりたいと思います。
―特技は計算ということですがどういうことでしょうか
商業高校出身なので、電卓が他の人よりは使えるのかなと。
―観客に見てほしいポイントは
やっぱり、直球ですね。
―今後克服したい課題は
そうですね。1年間投げきることが目標なので、体のケアやトレーニングを通じて、野球に対して貪欲に取り組むことが一番大事だと思います。
―対戦したい打者は
いないですね。一人一人抑えたいと思います。勝つことだけを考えて、自分の役割を果たしたいです。
―個人とチームの目標を一言ずつお願いします
チームとしては日本一です。それに向かって自分も勝利のチームに貢献できるようにしたいです。個人的な目標は1年間投げきることと年間5勝を目標にしたいです。2年間投げれなかった悔しさをぶつけたいと思います。(取材:スポーツ法政新聞会・藤原陸人)
◆森田駿哉(もりた・しゅんや) 経営学部3年1997年2月11日生まれ。富山県出身・富山商業。184センチ・84キロ、左投げ左打ち。1年春の開幕戦で初先発。斎藤佑樹(早大、現日本ハム)以来の開幕戦初勝利をあげたが、その後はケガに苦しんでいる。プロも注目する高い素質があるだけに、復活が待たれる。菅野、熊谷とともに先発枠に入りたい。