【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会
法政大学【早大監督、選手インタビュー】<佐藤晋甫主将>
2017年04月07日 05:30
野球
―昨季を振り返ってチーム、個人で印象に残っていることは
個人的なことではチャンスでしっかり打てて点を挙げることでチームに貢献できたことはすごい良かったなと思っていて、ただその中でも単打が多かったので、そういった面では長打を打ってしっかりチャンスを広げられたら良かったかなと思っています。チームとしては勝ちきれない試合が昨季は多かったなという印象が残っていて、終盤一気に点を取られた試合が多かったので、我慢しきれなかった試合が多かったなと感じています。
―課題に感じていた点はありますか
課題に感じた点は速球に振り負けないことですかね。やっぱり球が速い投手が多かったので、速球に刺されたり仕留めきれなかったりっていうことが多かったので、そういったところは課題に感じました。
―これまでご自身の調子はいかがですか
3月上旬に台湾に遠征に行ってそこは自分の形でボールを待てて自分のスイングができてましたけど、沖縄に行って調子が下降気味だったのでこれから上げていければ良いと思っています。
―今、ご自身が重視して行ってる練習はありますか
昨季からずっと取り組んでいるんですけど、インサイドアウトを意識して逆方向に強い打球を打つということを練習しています。
―開幕までに調整していきたいことは
インコースを攻められたら開きがちなので、それも簡単に開くのではなくて、内から内からセンターを意識して変化球にも対応できるようにやっていこうかなと思っています。
―新体制になりましたがチームの雰囲気はいかがですか
オープン戦を戦って社会人相手とかにも試合を多くやらせていただきましたけどなかなか勝ちきれないという部分があるので、そういった面は昨シーズンと同じでしっかり終盤にどうやって1点を取るか、どうやって点をやらずにゼロで抑えられるかってことをもっとチーム全体で考えてやっていけたら良いなと思います。
―今季から主将に就任されましたが、どんな風にチームを支えたいですか
練習の面で、練習中はしっかり周りを見て当たり前のことをキャプテンの僕が当たり前にやって、厳しく指摘できるようにっていうことはしっかり意識していくのが役割なんじゃないかなと思います。
―監督などから主将としての心得は教わりましたか
とにかく頑張れとは言われて、がむしゃらにお前らしくやれば大丈夫だからっていうことは言われました。
―ご自身の普段のリラックス法などはありますか
音楽を聞いてゴロゴロしたり、漫画を読んだりしています。
―ご自身のアピールポイントをあげてください
打撃の力強さだったりチャンスに強いとかそういった部分ですかね。
―目標としている野球選手はいますか
バッティングで参考にしたいなという選手はソフトバンクの内川聖一選手です。綺麗に逆方向に打つので勉強になります。
―法大の印象を教えてください
投手陣はレベルが高いなというのは感じています。菅野(秀哉、キャ3)、熊谷(拓也、キャ4)だったり左でも森田(駿哉、営3)とかがいて150キロくらい投げる速球派で力がある投手陣がたくさんいるという印象があります。打者はしっかり振ってくるので、長打もありますし、長打だけじゃなくてバッティングの上手さとか対応力とかあると思うので、守っててすごく緊張感があります。
―早大野球部の良いところはどこですか
最後まで諦めない姿勢というかみんなで一体になっていけるという部分が良いところかなと思います。ユニークというか面白いやつが多いので、それはすごく良いところです。
―今年の新入生を見てどんな印象がありましたか
全員揃ったのは昨日で、それ以前にスポーツ推薦の人たちは来ていたんですけど、早川(隆久)とか第一線で投げられる選手なので、力がある選手が多いと思います。自分は打者陣には逆方向を意識してインコースに来たら反応でしっかりしばけということをチームでも徹底しているので、そういったことを教えたいです。
―今季のご自身とチームの目標と個人的な目標は
個人的には打点をしっかりあげて首位打者を狙えるくらいの成績を残して、チームとしては当然六大学リーグ戦で優勝して日本一を目指していきたいです。
―4年生としてラストの年となりますがどのように締めくくりたいですか
2年生の時にベンチ入りしてて日本一を経験したので、その時は4年生の力がすごく強くて、僕の代は何人かいましたけど何もしない状況だったので、4年生の最後の代で優勝をして日本一になるというのは誇れることだと思うので、あの代を見習ってというか目指して優勝したいなと思います。(取材:スポーツ法政新聞会・岡崎祐平)
◆佐藤晋甫(さとう・しんすけ) 教育学部4年1995年6月9日生まれ、広島県出身・瀬戸内、174センチ・85キロ、右投右打。2年秋にリーグ戦デビュー。シュアなバッティングが魅力で、長打も打てる一塁手として頭角を現す。昨季は11本の安打放ち、打率.367を記録した。今季からは主将の背番号「10」を背負い、早大野球部を最前線で引っ張っていく。