【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会
法政大学【対明大2回戦】クローズアップ・大西千洋 猛打賞でスピードスター復活
2017年05月02日 05:30
野球
法大不動のリードオフマン、大西千洋(営3)。昨年は、日本代表にも選出されるなど大学野球を代表する選手にまで成長。今季は、間違いなく法大優勝への鍵を握る人物のはずだった。しかし、明大戦直前までの打率は.2割。本塁打を放つ場面もあったが、いまひとつの結果だった。打順も上位から下位に落ち、立大3回戦では先発からも外されてしまう。チームも大西千の不振と同じくして、2カードを立て続けに落としてしまった。それでも空き週を挟んだこの2週間、大西千は「焦りはなかった」と話す。
バットは振れている。この冬取り組んだことを信じて、練習に明け暮れた。そして向かえた明大戦。大西千は、ダイヤモンドを駆け抜けた。2試合で7打数5安打。チームも連勝で勝ち点奪取を果たす。青木監督も「あれぐらいやってもらわないといけない選手」と復調を喜んだ。復活を誓って臨んだリーグ戦も残りわずか。大西千が本来の1番に戻ってきたとき、かつての強豪法大野球部が戻ってきているだろう。(スポーツ法政新聞会 具志保志人)