【大学スポーツ】スポーツ法政新聞会
法政大学【開幕直前特集 第7回 〜堅守、強打と個性派揃いの3年内野手編〜】<原田寛樹内野手>
2017年04月04日 05:30
野球
―昨年は三塁手と言えば金子(凌也、平28年度卒=現ホンダ鈴鹿)選手がおり、レギュラー固定は厳しい年でしたが振り返って
自分の実力も無かったですし、成長しきれていなかったというか。まだ未熟だったので、出れなくても当たり前かなと思ってましたけど、去年からやってきたことを今年は出していこうかなと思っています。
―昨季の新人戦で“バッティングだけでなく守備も出来るバランスの良い選手になる”とおっしゃっていましたが、オフにそのためにしたことは
バッティングはもう伸ばすだけなので、振込みの量と、自分の身体の使い方などを考えながら取り組んでいました。守備は、一から基本通りに見直してゴロ捕球であったり、守備の姿勢であったり、送球のステップであったり、コツと要領を良く守備はやりました。
―オフのトレーニングを通じて“ここは伸びた”と自信のあることは
基本的に守備の反応が良くなったというか。あと、監督から「サードというポジションはコツと要領でやる」と言われていて、その言葉をかけてもらってからコツを自分で見つけはじめて。要領も、反復練習したりとか色々やってこられたので、送球も安定してきて、前より自信をもってサードを守れているかなと思います。
―オープン戦が始まりましたが、今の調子は
今は少しバッティングがダメで。でも、バッティングは気分もあがってきているので、今日も調子良かったですし、そのうちあがってくるとして、守備もとれるアウトをしっかりとって、チームの力になれたら良いなと思います。
―オープン戦はどの選手も色んなポジションを守りますが、原田選手はどうでしょうか
サードとファーストですね。
―その中でも三塁での出場が多い印象ですが、これは監督のご意向ですか、原田選手のこだわりですか
監督の意向はよく分からないですけど、自分はバッティングが売りなので、バッティングをいかしつつ、自分の中ではファーストよりサードで勝負したいという思いがあるので。サードがカッコいいなと自分の中では思ってるので、サードを守りたいなと思います。
―オープン戦を過ごしていくなかで見つかった課題は
当たり前のことなんですけど、バッティングだったら、ボール球は打たないことであったり、甘い球を一気に仕留めるであったりなんですけど、守備はとれるアウトをしっかりとって、ミスをしないことですね。1個1個こなしていくことが大事だなと思いました。
―三塁は安本(竜二、営2)選手も多くオープン戦で出ていて、三塁手争いになってくるのではないかと思います
そんなに、レギュラー争いというのは自分は気にしていなくて、誰に勝つとかよりも、自分がしっかりやったら、良い結果になるかなと思うので。誰に勝つとか誰がライバルとかではなくて自分がとにかくしっかりという感じです。
―実は“熱男”ランキング(詳しくはスポホウ229号)3位にはいられましたが自覚は
そうなんですか。(笑)サードというポジションが声出さなきゃいけないポジションなので、守備の時には意識して声を出すようにはしていますけど、そんなに普段は熱男の意識はないですね。
―周りから見ると“熱男”っぽいようです
そうなんですかね(笑)。どうなのか、分からないですけど(笑)
―昨年の新人戦は大学入って初めての優勝でしたが、リーグ戦は未だありません。ここに懸ける想いは
そうですね、今までは2位(15年春)と5位(15年秋、2016年秋)であと1歩のところと、どん底も味わったので、もう悔しい思いはしたくないですね。なので、今度は笑って皆で優勝したいです。
―今年の1年間の目標は
調子の波を無くして、常にチームの戦力になれる選手でいることです。ケガをしないで、1年間戦い抜きたいです。
―今季の目標は
今シーズンはまずサードでレギュラーとって、活躍したいです。
―最後に応援してくださるファンの方々にメッセージをお願いします
今シーズンこそは絶対に優勝するので、熱い応援をお願いします。(取材:スポーツ法政新聞会・中西陽香)
◆原田寛樹(はらだ・ひろき) 法学部3年1996年8月30日生まれ。埼玉県出身・春日部共栄。178センチ・78キロ、右投左打。強気なバッティングが持ち味の選手。今オフは金子凌の後を引き継ぐべく、三塁の守備練習に勤しんだ。今季は自分自身としっかり向き合い、三塁手の他の候補に負けない練習を積み安定したレギュラー定着を狙う。