古市憲寿氏 自民・政治刷新本部「個人パーティー、企業献金…グレーゾーンを残したままの改革って」

2024年01月18日 09:46

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古市憲寿氏 自民・政治刷新本部「個人パーティー、企業献金…グレーゾーンを残したままの改革って」
フジテレビ Photo By スポニチ
 社会学者の古市憲寿氏(38)が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党が16日に派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて設置した政治刷新本部の全体会合を開き、党改革に向けた全党議論を実施したことに言及した。
 派閥の政治資金が問われている事態を踏まえ、無派閥議員を中心に派閥を解消すべきだとの意見が相次いだ。一方、役割を肯定的に捉える主張も上がり、賛否は割れた。政治資金の透明化や厳罰化を求める意見も出た。党によると、党所属議員約380人のうち150人前後が出席。50人以上が発言し、会合は3時間にわたった。

 古市氏は「本当は、政治資金規正法の抜け道をどうするのかというところがこの議論の中心だと思うんです」と指摘。「つまり、今、派閥のパーティーは禁止だって言っても、個人パーティーはどうせやるわけですよね。あと政党支部への企業献金というのも残すわけですよね。この2つのグレーゾーンを残したままの改革って結局、中途半端で、また同じようなトラブルが起きかねないのかなって思うんですね」と話した。

 そして、「われわれは税金で政党交付金とか払っているわけで、そういう二重で政治家がお金を受け取っている状況というのは変わらない。それを抜本的に変えない」とし、「しかも、ほとんどの野党も変えたくないわけですよね。そう考えると、この現状って維持されて、また同じような政治とカネの問題が起きるんじゃないのかと思ってしまう」と自身の考えを述べた。

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