伊藤惇夫氏 岸田派、二階派の立件報道に「安倍派幹部は“これは会長案件”…とすると岸田派や二階派も」
2024年01月18日 15:44
芸能
また、特捜部が政治資金規正法違反の疑いで岸田派(宏池会)の元会計責任者を立件する方針を固めたことも判明。岸田文雄首相は、「事務的なミスの積み重ねだと報告を受けている」とし、自らの責任に関して「事務処理上の疎漏であると承知しているが、私自身、在任中から今日までそれ以上のことは承知してない」と強調した。岸田派では、元会計責任者が政治資金収支報告書の作成を担っていた2020年までの3年間に計約3000万円の不記載があったとされ、特捜部は、19日にも略式起訴する方向で検討している。
特捜部は一連の事件で安倍派を重点的に捜査している。5年間で約6億円が裏金になった可能性があり、派閥の会計責任者を在宅起訴する。高額の還流を受けた大野泰正参院議員(岐阜選挙区)と谷川弥一衆院議員(長崎3区)を立件する方針で、7日には衆院議員の池田佳隆容疑者=自民除名=を逮捕している。
伊藤氏は「自民党の5大派閥のうちの3つの派閥が虚偽記載ということになる。岸田総理の(事務的なミスの積み重ねという)発言で納得できるのかなというのが1つと、安倍派の幹部の皆さんは事情聴取に対して“これは会長案件だった”“会長と会計責任者だけで決めていたことだ”とおっしゃっているようなんですが、だとすると岸田派や二階派も、これ会長案件だったのかなって思ってしまう。派閥によって違うとは思いますけれども、そのへん、会長案件じゃないの、こちらもって思われる人もいるかなという感じもします」と自身の見解を述べた。
そして「今まで皆さん、安倍派の問題だと捉えていた部分があると思うんですが、こうなってくいると自民党全体の問題と捉えられる可能性が高くなりましたよね」と話した。