東ちづる 魅力あるパフォーマーは「楽屋の出口で出待ち」エンタメの力で“誰も排除しない世界”を目指す

2024年06月03日 16:41

芸能

東ちづる 魅力あるパフォーマーは「楽屋の出口で出待ち」エンタメの力で“誰も排除しない世界”を目指す
<映画「まつりのあとのまつり」(10月一般公開)の記者発表会>記者発表会に出席した東ちづる(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 女優の東ちづる(63)が3日、都内で行われた「まぜこぜ一座」による映画「まつりのあとのまつり」(10月一般公開)の記者発表会に出席した。
 東が代表を努める一般社団法人「Get in touch!」は、障がいのある人、無い人、セクシャル・マイノリティーの人、そうでない人、いろいろな人達が“まぜこぜ”になって暮らす心地よさを実感できる社会をめざし、エンタテインメントによるマイノリティーのPR活動に尽力してきた。

 これまでも障がい者アートの紹介、自閉症の啓発イベントなどを行ってきたが、パフォーマーによるショー「月夜のからくりハウス」が大好評。

 座長を務める東は「こんにちは、東ちづるでございます」と元気にあいさつ。日本は「まだ分断している部分もある」と危惧しながら、分け隔てない世界を作り上げることを目指す一座にとって目標は「解散」。

 「“デリケートな舞台なので公開は難しいです”と言われ続けてきた」とこれまでの険しい道のりを振り返り、「私たちが必要のない多様社会が実現すれば良い」と思いを伝えた。

 いろいろな公演やイベントに足を運び「障がいだからとか、マイノリティーだからじゃなくて、“この人凄いな。でもテレビに出るチャンスないんだろうな”」と感じたパフォーマーをチームに招集している東。「楽屋の出口で出待ちをしてスカウトをしている」という。

 今回は、レギュラーメンバーに加え、「もののけ姫」の主題歌を歌った米良美一や、ポールダンス世界チャンピオンの小源寺涼太、トップベリーダンサーのSAYURI、そして今大人気のドラァグクイーンユニット「八方不美人」が参加。より豪華になった「まぜこぜ一座」パフォーマンスを魅せる。渋谷区との連携で2000人規模のイベントを「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」で行う。

 「皆が楽しめるバリアフリーエンタメをめざす」を掲げ、会場ナインやバリアフリーの環境設備と合理的配慮にも努めている。
 

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