小学館、「セクシー田中さん」準備期間の短さを懸念「1月期が望ましい旨を話した」

2024年06月03日 18:29

芸能

小学館、「セクシー田中さん」準備期間の短さを懸念「1月期が望ましい旨を話した」
小学館 Photo By スポニチ
 小学館は3日、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、調査結果を公表した。調査の中で、小学館サイトは1月期の放送が望ましいとしていたことが明らかになった。
 同社は公式サイト上に、PDF文書90枚の「特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ」とPDF文書1枚の「映像化指針」を掲載した。報告書には映像化までの経緯や芦原さんのこれまでの映像化された作品の詳細、本件の問題点などが記載されていた。

 昨年3月9日、小学館の社員Aと社員Bは日本テレビ社員のX氏、Y氏と面談。社員Aは、芦原さんが自分の作品を大切にする方であり、原作を大事にする脚本家でないと難しいと伝えたという。

 さらに、「同日の面談では放映開始時期について日本テレビが同年10月期を考えているとのことだったが、社員Aらは10月期では、芦原先生はこだわりが強いから、脚本監修の時間が足りなくなる恐れがあり、1月期が望ましい旨を話した」と明らかにした。

 また、社員Bは4月25日にも日本テレビ社員X氏に対して、第8~10話のドラマオリジナル展開については芦原さん自ら脚本を執筆する可能性があることの理解を求め、「その場合時間もかかるので 10 月期は難しいとの意見を述べていた」という。

 しかし、最終的には6月8日、10月期で決定して契約に進む段階になったという。

 小学館は「芦原氏のように原作の世界観の共有を強く求める場合には、本件のように企画打診から半年でのドラマ化は、結果として期間十分とは言えなかったと思われる」と振り返った。

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