小学館が公表「セクシー田中さん」問題 改変の契約書で小学館と日本テレビに相違 

2024年06月03日 17:13

芸能

小学館が公表「セクシー田中さん」問題 改変の契約書で小学館と日本テレビに相違 
小学館 Photo By スポニチ
 小学館は3日、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、調査結果を公表した。改変の契約書に関して、小学館と日本テレビで相違があったことを明らかにした。
 同社は公式サイト上に、PDF文書90枚の「特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ」とPDF文書1枚の「映像化指針」を掲載した。報告書には映像化までの経緯や芦原さんのこれまでの映像化された作品の詳細、本件の問題点などが記載されていた。

 報告書では、7月27日に日本テレビに送信した契約書案に対して、同社から9月26日に修正案が戻されたことも明記。「改変についての原作者の承諾に関し、小学館提示の原案では小学館と原作者双方の同意が必要としたものを、日本テレビは、日本テレビとして合意を得るべき相手を小学館に限定する修正依頼があった。原作者の承諾は不可欠であるため、小学館を介して原作者の承諾を得ることに修正し、社員Jは部内の承諾を得たうえ、10月23日に日本テレビに送った」と報告した。

 社員Jは契約関係を担当しており、脚本家の交代については知らされいなかったとし、修正した契約事案について「その点を、考慮したものではなかった。なお、放送終了までに日本テレビから戻しはなかった」とドラマ放送終了までに契約に至らなかったことも報告した。

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